宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:22)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 7 --- ---
7/ 6 --- ---
7/ 5 --- ---

黒点  7/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1084 1 α ---
1086 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 353 -0.3
-2 h 349 -0.4
-4 h 351 -0.2
-6 h 356 -1.5
-8 h 364 -0.6
-10 h 374 -0.8
-12 h 376 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^3
7/ 7 0.4 7x10^3
7/ 6 0.4 7x10^3
7/ 5 0.4 8x10^3
7/ 4 0.5 1x10^4
7/ 3 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/ 2 08:16 600km/秒台前半の高速の太陽風が続いています。放射線帯が強まっています。
2010/ 7/ 3 13:29 600km/秒の高速太陽風が続いています。これから速度は低下に向かいそうです。
2010/ 7/ 4 13:54 太陽風の速度はやや下がりましたが、現在も高速です(580km/秒)。CMEが東西に発生しています。
2010/ 7/ 5 09:35 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。300万アクセスを記録しました。
2010/ 7/ 6 12:17 太陽風は通常の速度に下がりました。新しい黒点が出現しています。
最新のニュース

2010/ 7/ 7 11:22 更新
太陽風は、350km/秒の低速風に変わっています。6月までの無黒点日の推移です。

担当 篠原

SIDCより、6月の黒点数が発表されています。

2010年6月は、中旬にMクラスのフレアが1度発生しただけで、
太陽の活動としては静かな1カ月でした。
しかし、細々とですが黒点は現われ続け、
太陽面に黒点が見られなかった無黒点の日は、たった2日だけでした。

1枚目の図を見て下さい(長くなりすぎたので、表は省きます)。
今回、グラフは急激に下がっています。
先月はほぼ毎日のように黒点が見えていたのです。

しかし、これだけ変化が激しいと、この傾向が今後も続くのかどうか分かりません。
また、黒点が見えていても基本的には静穏で、太陽活動が高まった様子は全く見られません。

2枚目の出現緯度の図は、普段の活動周期のパターンをたどっている様です。
南北半球の傾向の違いも見らません。
太陽活動は山の高さが低いだけで、11年周期の変化は順番に進行しているように感じます。



太陽風の速度は、昨日のニュース以降も下がり続け、
今朝には、350km/秒とすっかり低速風になってしまいました。
磁場強度も2〜3nTと弱まったままです。

こうなると、磁気圏のオーロラ活動も静かで、
AE指数はほとんど変化していません。


高速風領域が通過したことで、これから1週間近く静かな状態が続くでしょう。


放射線帯高エネルギー電子は、やや高目のままで安定しています。
磁気圏が静かになり、減少はとてもゆっくりです。

太陽は、1084群、1086群どちらも見えていますが、
1086群は規模が小さくなり(元々小さいのに)、
1084群とともに西の端に近づいています。
このまま端に没すると、久しぶりに無黒点の太陽になるかもしれません。



2006年7月以降の、月ごとの無黒点日数の変化
(c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : SIDC


作図 : 宇宙天気ニュース、データ : NOAA
(c) 2008年1月以降に出現した太陽黒点の緯度の変化。


SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。