宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:54)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 4 --- ---
7/ 3 --- ---
7/ 2 --- ---

黒点  7/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1084 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 588 -0.1
-2 h 588 +1.7
-4 h 597 -0.6
-6 h 574 -1.3
-8 h 559 +0.4
-10 h 567 +0.9
-12 h 566 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -14 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
7/ 4 0.5 1x10^4
7/ 3 0.5 2x10^4
7/ 2 0.5 1x10^4
7/ 1 0.4 4x10^3
6/30 0.5 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 6/29 14:01 520km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。
2010/ 6/30 11:57 太陽風の速度は630km/秒に上がり、高速風が強まっています。オーロラ活動も強まっています。
2010/ 7/ 1 09:16 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラの活動も続いています。
2010/ 7/ 2 08:16 600km/秒台前半の高速の太陽風が続いています。放射線帯が強まっています。
2010/ 7/ 3 13:29 600km/秒の高速太陽風が続いています。これから速度は低下に向かいそうです。
最新のニュース

2010/ 7/ 4 13:54 更新
太陽風の速度はやや下がりましたが、現在も高速です(580km/秒)。CMEが東西に発生しています。

担当 篠原

速度の高い太陽風が続いています。
昨日の午後に太陽風の速度は600km/秒台を割り、580km/秒に下がりましたが、
現在までこのレベルを保っています。

27日周期の図で、前周期の変化と比較して下さい。
前周期の今頃(6月7日)には、高速風は終わっていました。
そのため、今回ももう少し早く速度の低下が見られるかと思っていたのですが、
高速風の領域は大きく広がっているようです。

磁場強度は、3nTほどに弱まった状態です。
従って、高速風の終わりが近づいていることは確かでしょう。


磁気圏活動は、小規模のオーロラ活動が時々発生する程度になっています。
AE指数の変化は300nTほどで、発生回数も3回程度です。


この後の太陽風の速度は、次第に低下に向かうでしょう。
500km/秒台も明日いっぱいくらいではないかと思いますが、どうでしょうか。

そして、今回の高速風が通過した後は、1週間程穏やかな太陽風になるでしょう。


放射線帯高エネルギー電子は、
少し下がりましたが、依然高いレベルを保っています。
衛星の運用などでは、注意が必要な状況です。


太陽では、東西ふたつのフィラメント噴出によって、
それぞれCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
ほとん同時の発生だったため、
太陽から左右に向かって美しいCMEの飛び出しが見えています。
動画を掲載しますので、ご覧ください。

どちらも地球の方向ではないので、影響はありません。

太陽面は、今日も1084黒点群がひとつ見えるだけです。
X線の変化もなく、静穏です。



SOHO LASCO C3による、ふたつのCMEの噴出の様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。