宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 7/ 5 09:35 更新 太陽風の速度は500km/秒に下がり、高速風は終わりに近づいています。300万アクセスを記録しました。 担当 篠原 先月末の6月30日、宇宙天気ニュースへのアクセス累計が300万件に達しました。 どうもありがとうございます。 これまでの経過をまとめましたので、こちらをご覧ください。 宇宙天気ニュース300万カウント到達 太陽活動はさっぱり高まりませんが、のんびり付き合っていくしかありません。 どうぞこれからもよろしくお願いします。 600km/秒近い高速風が、4日間にわたって続いていましたが、 昨日の午後に速度の低下が始まり、現在500km/秒まで下がっています。 まだ高速の風ですが、勢いはだいぶ弱まりました。 太陽風の磁場強度も、3nTと弱まったままです。 このままゆっくりと、高速太陽風は終わりを迎えそうです。 明日には平均的な速度(およそ400km/秒)に戻るのではないでしょうか。 磁気圏のオーロラ活動も、小規模な変化に留まっています。 AE指数では、200nTほどの小さな変化が発生しているだけです。 速度が更に下がると、こちらも一段と静穏になるでしょう。 高速風が通過すると、1週間程度穏やかな太陽風が続きます。 今日はSOHOのWebページが止まっているようなので、 STEREO Behindの太陽コロナ写真を掲載します(EUVI 195)。 現在、STEREO Behindと地球との角度は70度に達し、 STEREO Behindは地球よりも5日ほど早い太陽面を見ています。 今日の写真では、太陽の中心を、コロナホールが南北に大きく伸びています。 5日後に地球から見る太陽がこの状態になるとすると、 高速風の到来は更に3日後と見込まれるので、 8日後の7月13日頃から次の高速風がやってくると予想されます。 27日周期の図による予想と、だいたい一致します。 放射線帯の高エネルギー電子は、やや減少し、 10,000のラインを割るくらいになりました。 やや高めの状態は続いていますので、注意してください。 太陽は、SOHOの可視光写真が見られないのですが、特に変化は無いようです。 X線のデータも平坦で、太陽は静穏です。 STEREO Behindによる太陽コロナ。地球よりも、5日ほど先の位置から見ています。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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