宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:57)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/30 --- ---
6/29 --- ---
6/28 --- ---

黒点  6/30 (NOAA)
磁場 フレア
1084 1 α ---
1085 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 628 +1.3
-2 h 610 -1.1
-4 h 563 -1.5
-6 h 517 -1.2
-8 h 497 -0.4
-10 h 491 -0.4
-12 h 495 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -21 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
6/30 0.5 3x10^3
6/29 0.5 1x10^3
6/28 0.4 6x10^2
6/27 0.5 8x10^1
6/26 0.5 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 6/25 09:22 太陽風の速度は370km/秒に上がっています。明日くらいに高速風がやって来そうです。
2010/ 6/26 12:03 太陽風は低速風が続いています。これからコロナホールによる高速風が始まりそうです。
2010/ 6/27 09:08 太陽風はやや高速になっています(450km/秒)。速度は、もう一段上昇する可能性があります。
2010/ 6/28 12:21 高速太陽風は、速度が520km/秒に上昇しています。1084黒点群は磁場極性が逆向きです。
2010/ 6/29 14:01 520km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。
最新のニュース

2010/ 6/30 11:57 更新
太陽風の速度は630km/秒に上がり、高速風が強まっています。オーロラ活動も強まっています。

担当 篠原

太陽風の速度が、もう一段上昇しています。
昨日より500km/秒前後で推移していた太陽風の速度は、
今朝、30日6時(世界時29日21時)頃よりゆっくりと上昇し、
現在630km/秒に上がっています。

前周期に見られた高速風領域の第二波が、今回もやって来た様です。
ただし、今回は後半の方がより高い速度となっています。
ここまでは、およそ500km/秒とあまり速度の高くない高速風でしたが、
600km/秒台に上がり、しっかりした高速風となっています。

速度の上昇とともに、磁場強度は5nTから8nTへ強まっています。
このため、速度はもうしばらく上昇を続けるかもしれません。
引き続きACEのデータに注目してください。


太陽風速度の高まりとともに、磁気圏のオーロラ活動も強まりを見せています。
AE指数の図では、最新のデータで1000nTに迫る中規模の活動が発生しています。
こちらも、今後の変化に注目です。


高速太陽風は、これから4日程度は続くだろうと思います。
今日から明日にかけては、磁気圏でも活発な活動が続く可能性があります。


太陽では、昨日現れていた小さな黒点に1085黒点群という番号が付けられました。
しかし、黒点はもう消えていて、今日の写真では見つけることはできません。
現在は、1084黒点群の大きな丸い黒点がひとつ見えるだけです。

X線の変化もほとんどなく、太陽は静穏です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。