宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 6/30 11:57 更新 太陽風の速度は630km/秒に上がり、高速風が強まっています。オーロラ活動も強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度が、もう一段上昇しています。 昨日より500km/秒前後で推移していた太陽風の速度は、 今朝、30日6時(世界時29日21時)頃よりゆっくりと上昇し、 現在630km/秒に上がっています。 前周期に見られた高速風領域の第二波が、今回もやって来た様です。 ただし、今回は後半の方がより高い速度となっています。 ここまでは、およそ500km/秒とあまり速度の高くない高速風でしたが、 600km/秒台に上がり、しっかりした高速風となっています。 速度の上昇とともに、磁場強度は5nTから8nTへ強まっています。 このため、速度はもうしばらく上昇を続けるかもしれません。 引き続きACEのデータに注目してください。 太陽風速度の高まりとともに、磁気圏のオーロラ活動も強まりを見せています。 AE指数の図では、最新のデータで1000nTに迫る中規模の活動が発生しています。 こちらも、今後の変化に注目です。 高速太陽風は、これから4日程度は続くだろうと思います。 今日から明日にかけては、磁気圏でも活発な活動が続く可能性があります。 太陽では、昨日現れていた小さな黒点に1085黒点群という番号が付けられました。 しかし、黒点はもう消えていて、今日の写真では見つけることはできません。 現在は、1084黒点群の大きな丸い黒点がひとつ見えるだけです。 X線の変化もほとんどなく、太陽は静穏です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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