宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:01)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 9 --- ---
7/ 8 --- ---
7/ 7 --- ---

黒点  7/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:37 299 -1.1
-2 h 303 -0.4
-4 h 299 -0.9
-6 h 301 +0.8
-8 h 296 +0.9
-10 h 303 +0.8
-12 h 305 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -8 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
7/ 9 0.7 2x10^2
7/ 8 0.6 2x10^2
7/ 7 0.6 1x10^2
7/ 6 0.5 2x10^2
7/ 5 0.6 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 7/ 4 09:27 低速の太陽風が続き、磁気圏もとても静かです。太陽は無黒点が続いています。
2008/ 7/ 5 11:34 太陽風は低速で、穏やかな宇宙天気が続いています。小さな彗星がSOHOで見えました。
2008/ 7/ 6 10:17 太陽風の速度が400km/秒に上がりました。次のコロナホールが見えて来ています。
2008/ 7/ 7 08:58 太陽風の速度は下がり、低速風になっています。太陽黒点の変化をまとめてみました。
2008/ 7/ 8 08:51 太陽風の速度は330km/秒に下がり、磁気圏もとても穏やかです。コロナホールがよく見えています。
最新のニュース

2008/ 7/ 9 09:01 更新
太陽風速度は300km/秒に下がり、かなりの低速風になっています。磁気圏はとても静かです。

担当 篠原

2008年6月までの太陽活動の推移です。
どうぞご覧下さい。
現在の太陽活動 --2008年前半を終えて--


穏やかな宇宙天気が続いています。

太陽風は、速度が300km/秒まで下がり、低速の状態が一段と深まっています。
磁場強度も、3nT前後と弱めの状態が続いています。

このため、磁気圏もとても静かで、
AE指数には全く変化が見られません。
シベリア磁場データも、3日間にわたって静かな状態が続いています。


この穏やかな状態は、もう2-3日続きます。
次の高速風は、11-12日にやって来ると予想されます。

その発生源のコロナホールは、次第に太陽の中心に進んできました。
SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見てください。
今回のコロナホールは、東西に長く、
後半ほど、コロナホールの幅が広がっています。
従って、高速風は、今回も1週間にわたって続き、
しかも、後半により強い山がやってくるかもしれません。


太陽は今日も無黒点で、非常に静穏です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。9日8時半(世界時8日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。