宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/ 7 08:58 更新 太陽風の速度は下がり、低速風になっています。太陽黒点の変化をまとめてみました。 担当 篠原 新しい太陽の活動周期、第24期の性質を持つ黒点が出現して半年が経ちました。 しかし、黒点の出現数はなかなか増加の気配を見せません。 ここまでの太陽の動きはどうなっているのでしょうか。 グラフにまとめてみましたので、ご覧下さい。 現在の太陽活動 --2008年前半を終えて-- 昨日のニュース以降、太陽風の速度は低下傾向に入り、 現在350km/秒の低速風になっています。 結局、太陽風の盛り上がりは、一昨日の400km/秒前後が最高速だったようです。 27日周期の図を見てください。 前周期に見られた速度の山は、すっかり小さくなっています。 磁気圏の活動も、速度が下がって、穏やかになっています。 AE指数では、300nTくらいの小さな変化が3つ見えている程度です。 これから4-5日間にわたって、低速の太陽風が続くと思われます。 次の擾乱は、27日周期の図で、6月14日に始まっている高速風の回帰です。 この図では7月11日の後半に始まりそうです。 これを日本時間に直すと、11日の夜から12日にかけて始まると予想されます。 SOHO EIT195の太陽コロナを見てください。 最新(左)と、27日前(右)の写真を比べます。 どちらも、太陽の東側(左側)にコロナホールの暗い領域が見えています。 位置はあまり変化がないようです。 しかし、活動的な領域(明るく光っている部分)がなくなったためか、 前回よりもコロナホールが濃くなったように見えます。 勢力が増しているのかもしれません。 一方、北極と南極のコロナホールの変化にも注目してください。 南極側がややひっこんで、北極側が大きくせり出して来たように見えます。 太陽の中の動きが見えているのかもしれません。 その太陽ですが、今日も黒点はなく、とても静穏です。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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