宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/ 5 11:34 更新 太陽風は低速で、穏やかな宇宙天気が続いています。小さな彗星がSOHOで見えました。 担当 篠原 SOHO衛星のLASCOコロナグラフで、太陽に接近する小さな彗星が見えています。 南西(右下)側から太陽に近づき、最後は消えてしまったように見えます。 太陽風は、今日に入った、5日0時(世界時4日15時)くらいから少しざわついています。 磁場強度が、2-6nTの範囲で変動し、速度は300km/秒から350km/秒へ上がっています。 どちらも、変化の幅としては小さなものですし、速度自体は依然低速風です。 しかし、これが、前周期に小さな高速風として見えていた部分が、 回帰して来たものではないかと思います。 すっかり影響度が下がってしまった様です。 太陽風はこのまま、穏やかに低速状態が続きそうです。 次の擾乱要因は、7月11-12日頃にやって来ると思われる、次の高速風の回帰です。 磁気圏もほとんど静穏です。 AE指数では、まん中に小さな変化がひとつ見られますが、その前後は全く変化がありません。 この小規模の活動は、太陽風の磁場が-4nTの南向きになったためです。 この時の速度は300km/秒と遅く、磁気圏へ流れ込むエネルギーは小さなものでした。 SOHO EIT195を見ると、太陽は全体的にぼんやりと輝いていて、 活動的な領域も、コロナホールも、目立った領域は見られません。 北極と南極には、コロナホールの黒い穴が見えています。 このあたりに大きなコロナホールが広がるのは、太陽活動極小期の特徴です。 この領域から地球への影響はほとんどありません。 太陽はとても静穏です。 黒点は見られません。 SOHO LASCO C3カメラで、小さな彗星が観測されました。太陽の南西側から接近しています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、宇宙天気ニュース(動画加工) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。5日10時半(世界時5日1時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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