宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/ 4 09:27 更新 低速の太陽風が続き、磁気圏もとても静かです。太陽は無黒点が続いています。 担当 篠原 ACE衛星の太陽風データを見ると、 4日2時(世界時3日17時)に、太陽風の密度が0.4個/cm^3から8個/cm^3へ 短時間に増加する変化が記録されています。 しかし、磁場や速度、温度(緑色線)には、ほとんど目立った変化は見られません。 これは、実際に起こった変化なのでしょうか。 これくらいの密度変化が起これば、 地球の磁場にも、ショックでたたかれた様な変化が見えると思います。 しかし、地上の磁場データ(見られる数が少ないのですが)や、GOESの磁場データ(3枚目に掲載)には、 これという変化は見られません。 ACEの急激な密度の変化は、あるいは、観測上のエラーによるのかもしれないと考えています。 観測限界の低い密度が続いていたことと関係するのかもしれません。 ともかく、急な変化はなかったかもしれませんが、 太陽風の密度が上がっているのは確かでしょう。 コロナホールの影響が及び始めているのかもしれません。 この後、太陽風の磁場や速度に変化がみられるのかどうか、注目してください。 現在の太陽風速度は、340km/秒と低速です。 27日周期で考えれば、コロナホールの影響はそろそろやって来てもよい頃です。 低速風が続いているため、磁気圏活動は全く見られず、静穏です。 AE指数、シベリア磁場データはともに真っ平らです。 太陽は無黒点のままで、とても静かです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。4日8時半(世界時3日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO MDIによる太陽の可視光写真。今日も黒点は見られない。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星が観測した磁場データ。世界時3日18時頃に、目立った変化は見られなかった。 (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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