宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:51)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 8 --- ---
7/ 7 --- ---
7/ 6 --- ---

黒点  7/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:44 331 -0.1
-2 h 327 -2.0
-4 h 327 -0.2
-6 h 342 +1.4
-8 h 334 +0.5
-10 h 343 +1.4
-12 h 351 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -11 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
7/ 8 0.6 2x10^2
7/ 7 0.6 1x10^2
7/ 6 0.5 2x10^2
7/ 5 0.6 8x10^2
7/ 4 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 7/ 3 09:04 太陽風は低速になっています。磁気圏はとても静穏です。これから小規模の乱れがやって来そうです。
2008/ 7/ 4 09:27 低速の太陽風が続き、磁気圏もとても静かです。太陽は無黒点が続いています。
2008/ 7/ 5 11:34 太陽風は低速で、穏やかな宇宙天気が続いています。小さな彗星がSOHOで見えました。
2008/ 7/ 6 10:17 太陽風の速度が400km/秒に上がりました。次のコロナホールが見えて来ています。
2008/ 7/ 7 08:58 太陽風の速度は下がり、低速風になっています。太陽黒点の変化をまとめてみました。
最新のニュース

2008/ 7/ 8 08:51 更新
太陽風の速度は330km/秒に下がり、磁気圏もとても穏やかです。コロナホールがよく見えています。

担当 篠原

2008年6月までの太陽活動の推移をまとめました(昨日公開しました)。
どうぞご覧下さい。

現在の太陽活動 --2008年前半を終えて--


太陽風は低速の状態が続いていますが、
速度は、350km/秒から330km/秒へもう一段下がっています。
磁場強度も、2-4nTとやや弱めで、太陽風はとても穏やかです。

このため、磁気圏もとても静穏です。
AE指数を見ると、太陽風磁場が南寄りになった時間帯に、
200nTほどの小さな変化が発生していますが、
それ以外は全く変化が見られません。


27日周期の図を参考にすると、
この穏やかな状態は、3-4日程度続くと予想されます。

SOHO EIT195の太陽コロナを見てください。
太陽の東半分(左側)に、大きなコロナホールの姿がはっきりと見えて来ました。
先頭の細い部分が、太陽の中心に達しつつあり、
このことからも、3-4日後に影響が開始するということが予想できます。

また、27日前と比較すると、コロナホールの規模がかなり大きくなっています。
前回の高速風は、最高速度が750km/秒、高速風は7日間にわたって続きました。
今回も同様、あるいはもう一段強い高速太陽風が来る可能性があります。


太陽は今日も黒点はありません。
STEREO Behindで先回りをしても、太陽に明るい領域は見えず、
無黒点はまだ続くと思われます。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

7/ 7 22:36 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。