宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2008/ 7/ 3 09:04 更新 太陽風は低速になっています。磁気圏はとても静穏です。これから小規模の乱れがやって来そうです。 担当 篠原 今日の1枚目の写真は、SOHO LASCO C3です。 金星がいよいよ画面から外れようとしています。 この様子だと、来週には見えなくなってしまいそうです。 2ヶ月近く見え続けていたので、もう、あるのが普通という感覚になっていましたが、 もうすぐ太陽だけになってしまいます。 太陽風は、じわじわと速度を下げ、350km/秒の低速風になっています。 それとともに、プラズマの密度がどんどん減って、0.2個/cm^3くらいに下がっています。 このレベルになると、ACEの測定にも影響があり、観測値の誤差が大きくなります。 今日の図の後半を見ると、速度のデータが大きくばらつくようになっていますが、 これは密度が減少した影響だと思われます。 磁気圏の活動はとても静穏です。 AE指数は全く変化が見られません。 この穏やかな状態は今日までで、この後、小規模の太陽風の乱れがやって来そうです。 27日周期の図を参考にすると、今日の午後にでも磁場の乱れが始まり、 明日になると、速度が上昇を始めそうです。 前回の最高速度は、500km/秒とそれほどでもなく、期間も2日程度でした。 今回も同じくらいの乱れになるのではないかと思います。 この後のACEデータの変化に注目して下さい。 放射線帯高エネルギー電子は、穏やかな状態で安定しています。 次の高速風の影響ですが、前周期は規模が小さいかったため影響はありませんでした。 今回も、同程度の太陽風の変化であれば、問題はないでしょう。 太陽は黒点はなく、とても穏やかです。 SOHO LASCO C3の視野から、金星が去りつつあります。もう数日でしょう。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。3日9時(世界時3日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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