宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2008/ 7/ 2 09:02 更新 太陽風は通常の状態に戻りました(400km/秒)。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、480km/秒から400km/秒へ下がりました。 太陽風は、普通の速度へ戻っています。 磁場強度は、2〜5nTの間を変化していますが、強さとしては普通の状態です。 磁気圏活動も、穏やかです。 AE指数では、300〜400nTの短時間の小規模活動が2つほど起きていますが、 その他はまったく平坦で、 太陽風の速度が下がったことで、磁気圏への影響は一層小さくなっています。 太陽風は、今日、明日と穏やかな状態が続くでしょう。 明日遅くか、明後日になると、 コロナホールによる小規模の乱れがやって来るかもしれません。 27日周期の図で、6月7-8日に見られた変化の回帰です。 前回の最高速度は、500km/秒を超えた程度です。 コロナホールは、SOHO EIT195の写真では、太陽の中心をやや通り過ぎています。 今日の写真では、中心を通り過ぎたことで既に見にくくなっています。 このように、今周期もコロナホールは弱く、やって来る太陽風の乱れも小規模でしょう。 太陽は、今日も黒点は見られません。 SOHO EIT195では、明るく光る領域も見られず、穏やかな太陽が続いています。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。2日7時半(世界時1日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|