宇宙天気ニュース

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)	Supported by NIT, Kagoshima College
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の

宇宙天気概況

Y. Obana

最新状況 (12:17)

今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.7の中規模フレアが一昨日発生しています。

太陽風の速度が高くなっています。

磁気圏は静かです。

太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)

発生日	JST	検出
11/ 9	06:54	C2.9
	04:17	C2.4
11/ 8	21:55	C3.8
	16:08	C3.7
	14:58	C4.1
	11:24	C2.5
	10:01	C4.8
	07:48	C2.8
	05:28	C5.8
	04:32	C2.7
	03:09	C3.5
	01:53	C5.1
	00:47	C6.9
11/ 7	23:56	C2.6
	22:21	C4.5
	21:02	C3.3
	18:19	C8.7
	15:33	M1.7
	14:24	C5.1
	13:41	C2.8
	07:02	C4.3
	04:45	C9.3
	02:59	C5.6

黒点 11/ 9 (NOAA)

群	数	磁場	フレア
4272	1	α	C6
4274	20	βγδ	M2
4275	6	β	---
4276	8	βγ	C9
4277	10	β	C5
4278	2	β	---

太陽風 (DSCOVR)

時刻 JST	速度 km/s	南北磁場 nT
12:06	585	+2.1
-2 h	596	+1.7
-4 h	607	+2.5
-6 h	618	+2.2
-8 h	623	+1.0
-10 h	646	+1.5
-12 h	665	+1.1

磁気圏 (京大)

時刻 JST	Dst nT	nT
11:30	-30	-/ -
-2 h	-15	-/ -
-4 h	-14	-/ -
-6 h	-25	-/ -
-8 h	-32	-/ -
-10 h	-37	-/ -
-12 h	-46	-/ -

放射線 (GOES)

時刻 JST	プロトン 10MeV	電子 2MeV
最新	0.2 →	6x10^2
11/ 9	0.3	2x10^3
11/ 8	0.3	1x10^3
11/ 7	0.4	3x10^2
11/ 6	0.6	1x10^4
11/ 5	0.8	5x10^3

静か

激しい

非常に

リアルタイムデータ

27日周期・短期

太陽写真 (swnews)

黒点・群・動画 (SDO)

X線3日・1日 (GOES)

SolarMonitor (TCD)

Latest Events (SolarSoft)

AIA193・動画 (SDO)

AIA304・動画 (SDO)

AIA131・動画 (SDO)

GOES SUVI (NOAA)

LASCO (SOHO)

CCOR-1 (GOES)

ACE1日・7日 (ACE)

K指数 (NOAA)

情報ページ

Space Weather Prediction Center

これまでの経過 (過去のニュースの閲覧・全リスト): 2025/11/ 4 09:58　M5.0など中規模フレアが4回発生しています。太陽風は平均的な速度です。; 2025/11/ 5 13:50　X1.8とX1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。; 2025/11/ 6 11:07　M7.4とM8.6の中規模フレアが発生しました。明日、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。; 2025/11/ 7 13:53　太陽風の速度は670km/秒に高まっています。磁気圏の活動も活発になっています。; 2025/11/ 8 13:13　太陽風の速度は850km/秒に高まり、現在は620km/秒と高速の状態が続いています。; 最新のニュース

2025/11/ 9 12:17　更新
高層の太陽風は続いていますが、速度は580km/秒と下がり始めています。

担当　篠原

太陽風の速度は、600km/秒から650km/秒へ少し高まり、
その後、580km/秒へゆっくり下がっています。
高速の状態は続いています。
磁場強度は、グラフの前半で10nTから5nTへ下がり、
現在は4nT程度です。
こちらは平均的な状態に戻っています。

磁場強度が下がってきたので、
コロナホールの影響は後半に入っている様です。
GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真でも、
コロナホールは北西の端(右上)に達していて、
広がりが見にくくなっています。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半で、-5nT程度の南向きの状態が続き、
AE指数は800nT前後の中規模の変化が続きました。
その後、磁場は次第に北寄りに傾向が変わり、
磁気圏の活動は穏やかになっています。
AE指数のグラフの後半は、変化が見られなくなっています。

GOES衛星SUVI 195では、
北東の端(左上)に次のコロナホールが見え始めています。
この領域は前周期もあったのですが、
現在はどの様な広がりになっているでしょうか。

太陽は、中心部北側の4274黒点群でC3.7、C3.8、
南西(左下)の4276黒点群でC4.1の小規模フレアが発生し、
その他は、C1〜2の小さい小規模フレアが時々発生する程度です。

活動の強まりは終わったのでしょうか。