宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:38)
今日、C7.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 1 05:03 C7.1
01:41 C3.7
10/31 10:46 C1.8
10/30 --- ---

黒点 10/31 (NOAA)
磁場 フレア
4261 1 α ---
4266 8 β ---
4267 6 β ---
4269 2 α ---
4271 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 573 +1.2
-2 h 580 -1.2
-4 h 592 +0.1
-6 h 631 -0.5
-8 h 624 -2.2
-10 h 644 -1.3
-12 h 657 -3.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -27 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -39 -/ -
-6 h -45 -/ -
-8 h -38 -/ -
-10 h -39 -/ -
-12 h -36 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^4
11/ 1 0.5 2x10^4
10/31 0.3 4x10^3
10/30 0.3 4x10^2
10/29 0.3 5x10^2
10/28 0.3 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/27 14:02 太陽風はやや低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2025/10/28 13:43 太陽風は低速です。コロナホールの影響が近付いています。
2025/10/29 12:41 太陽風はやや高速になっています。コロナホールの影響が始まりそうです。
2025/10/30 12:04 太陽風は500km/秒台に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2025/10/31 13:39 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
最新のニュース

2025/11/ 1 09:38 更新
太陽風は高速ですが、速度は次第に低下しています。

担当 篠原

700km/秒に高まっていた太陽風の速度は、
昨日のニュース以降はゆっくりと低下して、現在は580km/秒です。
高速の状態は続いていますが、勢いは下がっています。
磁場強度も小幅ですがゆっくり下がり、
6nTと平均的な値に戻っています。

27日周期の図を見ると、
前周期は600km/秒を超える高速風が4日ほど続きましたが、
今回は1日程度で終わるのでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半は-5nT程度の南向きの変化が続いています。
磁気圏の活動も強まって、
AE指数は、800nT前後の中規模の変化が連続的に発生しています。
その後は磁場の変化が小さくなり、
AE指数の変化も小さくなっています。

GOES衛星SUVI 195では、
太陽の北東側(左上)にコロナホールが見えています。
1週間後くらいから、こちらの影響がやって来そうです。


太陽は、北東の端の向こう側で、
11月1日1時半(世界時10月31日16時半)にC3.7、
11月1日4時半(世界時10月31日19時半)にC7.1と小規模フレアが発生しています。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
活発に活動を起こしていた領域が、こちら側に近付いている様です。

このフレアでは、CME(コロナ質量放出)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C2の動画を掲載します。

この後、どの様な活動が見られるでしょうか。
注目して下さい。

これよりも少し前の現象ですが、
10月31日18時(世界時31日9時)にも、
太陽の左側へ飛び出すCMEが発生しています。
太陽の向こう側なので状況がよく分かりませんが、なかなかにぎやかです。




北東の端の向こう側で発生した、C3.7とC7.1の小規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


C7.1の小規模フレアに伴って発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左側へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星のSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) NOAA/SWPC



SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。
マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。