宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:04)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/30 --- ---
10/29 --- ---
10/28 --- ---

黒点 10/30 (NOAA)
磁場 フレア
4257 1 α ---
4261 1 α ---
4262 3 β ---
4266 6 β ---
4267 7 β C2
4269 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 536 +0.5
-2 h 515 +0.7
-4 h 476 -3.6
-6 h 467 +3.1
-8 h 461 +1.9
-10 h 490 -4.9
-12 h 492 -4.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -33 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -37 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
10/30 0.3 3x10^2
10/29 0.3 5x10^2
10/28 0.3 9x10^2
10/27 0.3 7x10^2
10/26 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/25 08:06 太陽風は、500km/秒と高速の状態が続いています。
2025/10/26 11:50 太陽風の速度は下がり、平均的な状態に戻っています。
2025/10/27 14:02 太陽風はやや低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2025/10/28 13:43 太陽風は低速です。コロナホールの影響が近付いています。
2025/10/29 12:41 太陽風はやや高速になっています。コロナホールの影響が始まりそうです。
最新のニュース

2025/10/30 12:04 更新
太陽風は500km/秒台に高まっています。磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、
昨日のニュース以降、470km/秒で推移していましたが、
今朝、30日9時(世界時30日0時)頃に500km/秒を超え、
現在は530km/秒と高速の状態です。
磁場強度は、10nTから13nTへ上がり、
グラフの最後で10nTに戻っています。
強まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、北を向いたり、南を向いたりと、
大きく南北に変化しています。
磁気圏の活動も強まっていて、
AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が
連続的に発生するようになっています。

27日周期の図を見ると、
太陽風は、速度の高まりは回帰しましたが、
変化は小さくなっていて、高速風の勢いは弱まっています。
この後、どこまで続くでしょうか。


太陽は、この1日のX線グラフを見ると、
全体がC1の強度を下回るくらいに下がっていて、
とても穏やかになっています。

ただし、太陽全体が穏やかということではく、
昨日の朝の現象ですが、29日9時(世界時29日0時)に、
SOHO衛星LASCO C2、C3で、
太陽の左上に広がるCME(コロナ質量放出)が観測されています。
太陽の向こう側で規模の大きい活動が発生した様です。

太陽を地球よりも右斜めから観測している
STEREO Ahead衛星COR2では、
CMEは上寄りに太陽を丸く囲むように広がっています。
STEREO Ahead衛星の真反対の位置でCMEが発生した様です。

10月21日のニュース以降、
太陽の向こう側で発生したCMEを報告し続けています。
この活動のタイミングが2週間程度前後にずれていれば、
太陽風の乱れが次々に地球に到来していたかもしれません。



太陽の左上に広がるCME。太陽の向こう側で発生した現象です。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を地球よりも右斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星によるCME。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星のSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) NOAA/SWPC



SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。
マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。