宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:42)
今日、C4.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/21 01:53 C4.4
3/20 13:34 C2.6
12:37 C5.6
05:25 M1.5
01:31 C2.8
3/19 20:19 C2.9
13:34 C1.5

黒点  3/20 (NOAA)
磁場 フレア
4020 1 α ---
4021 2 β ---
4022 4 β C3
4023 1 α ---
4025 8 β C4
4026 4 β ---
4028 13 β C3
4030 1 α C3
4031 11 βγ M2
4034 11 β ---
4035 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:34 387 -1.4
-2 h 397 -1.4
-4 h 416 -0.7
-6 h 423 +0.6
-8 h 425 +0.5
-10 h 416 +1.1
-12 h 424 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 8 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^2
3/21 0.4 1x10^3
3/20 0.4 2x10^3
3/19 0.3 1x10^3
3/18 0.4 1x10^4
3/17 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 3/16 09:51 太陽風の速度は下がり始めています。磁気圏は穏やかになっています。
2025/ 3/17 13:46 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏はやや活動的です。
2025/ 3/18 12:10 太陽風は平均的な状態です。磁場が南向きに変化して、磁気圏が活動的になっています。
2025/ 3/19 08:33 太陽風は平均的な速度で安定しています。太陽は穏やかな状態です。
2025/ 3/20 10:07 太陽風の速度は少し高まっています。CMEが発生しています。
最新のニュース

2025/ 3/21 09:42 更新
太陽風は低速になりかけています。磁気圏は概ね静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度は、490km/秒から390km/秒へゆっくりと低下して、
やや高速の状態から下がって、やや低速になっています。
磁場強度は5nTから2nTへ低下して、弱くなっています。

磁場の南北成分は、0nT付近で推移しています。
磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は小規模の変化が起きている程度です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
中心部北西側(右上)にコロナホールが見えています。
広がりは小さいですが、地球への影響はどうでしょうか。
太陽風に変化が現れるとすると、明日か明後日くらいになりそうです。

また、南東側(左下)に縦に大きくコロナホールが広がっている様です。
この領域は、前周期は北半球側のコロナホールが目立っていたのですが、
現在は南半球側の広がりが目立っている様です。


太陽では、今日未明、21日2時(世界時20日17時)に
北西の端近くの4025黒点群でC4.4の小規模フレアが発生しました。
X線グラフで目立つ変化はこのフレア程度です。

また、21日3時(世界時20日18時)頃に、
中心部南東寄りでフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画では、
コロナのガスが左寄りに飛び出す様子が見えています。
SOHO衛星LASCO C2では、
CME(コロナ質量放出)は特に見えていません。




中心部南東寄りで発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。