宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 3/21 09:42 更新 太陽風は低速になりかけています。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、490km/秒から390km/秒へゆっくりと低下して、 やや高速の状態から下がって、やや低速になっています。 磁場強度は5nTから2nTへ低下して、弱くなっています。 磁場の南北成分は、0nT付近で推移しています。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数は小規模の変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中心部北西側(右上)にコロナホールが見えています。 広がりは小さいですが、地球への影響はどうでしょうか。 太陽風に変化が現れるとすると、明日か明後日くらいになりそうです。 また、南東側(左下)に縦に大きくコロナホールが広がっている様です。 この領域は、前周期は北半球側のコロナホールが目立っていたのですが、 現在は南半球側の広がりが目立っている様です。 太陽では、今日未明、21日2時(世界時20日17時)に 北西の端近くの4025黒点群でC4.4の小規模フレアが発生しました。 X線グラフで目立つ変化はこのフレア程度です。 また、21日3時(世界時20日18時)頃に、 中心部南東寄りでフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画では、 コロナのガスが左寄りに飛び出す様子が見えています。 SOHO衛星LASCO C2では、 CME(コロナ質量放出)は特に見えていません。 ![]() 中心部南東寄りで発生したフィラメント噴出。 (c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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