宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:26)
今日、C5.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/22 02:56 C5.9
11/21 22:45 C5.4
21:45 C3.4
04:14 M1.1
11/20 21:22 C3.7
15:28 C3.5
14:26 C4.2
12:54 C2.7
12:07 C3.2
07:29 C3.1
06:15 C7.0
03:30 C7.9
02:24 C9.0
00:59 C3.1
00:30 C3.0

黒点 11/22 (NOAA)
磁場 フレア
3893 1 α ---
3896 6 β ---
3898 8 β C4
3899 1 α ---
3900 2 β ---
3901 12 βγ C9
3902 1 α ---
3903 6 βγ ---
3904 8 β ---
3905 3 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 398 +0.2
-2 h 399 +3.7
-4 h 388 -1.8
-6 h 390 -3.1
-8 h 402 -1.2
-10 h 397 +3.1
-12 h 389 +3.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 0 -/ -
-2 h 8 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 8 -/ -
-8 h 11 -/ -
-10 h 13 -/ -
-12 h 13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 116 5x10^1
11/22 107 3x10^2
11/21 0 2x10^2
11/20 0 4x10^2
11/19 0 9x10^2
11/18 0 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/11/17 13:22 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。太陽も穏やかです。
2024/11/18 12:13 太陽風はより低速になっています。磁気圏は穏やかです。
2024/11/19 12:35 太陽風は平均的な速さに戻っています。3901黒点群でMフレアが続いています。
2024/11/20 11:59 太陽風磁場がやや強まっています。磁気圏は穏やかです。
2024/11/21 12:27 太陽風は低速の状態です。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2024/11/22 12:26 更新
太陽の向こう側でフレアが発生しています。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

今日未明、22日3時(世界時21日18時)頃に、
太陽の西の端(右側)の向こう側で
ある程度規模の大きいフレアが発生した様です。

GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
太陽の右に向かってコロナのガスが飛び出しています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)が観測されています。
太陽の向こう側で発生しているので、地球への影響はないでしょう。
フレアの発生が1週間ほど早ければ、
このCMEは地球に向かって飛び出していたかもしれません。

この堰場の途中から、
画面に白いノイズが目立つようになっています。
これは、この活動により大きく加速された陽子(太陽放射線)が
衛星のカメラに当たっているためです。
GOES衛星の観測では、10MeV以上の粒子の量を示す赤線が
100の線に達しています。
このレベルに達するのは、10月27〜29日以来です。

太陽のこちら側では、
中心部南東側(左下)の3901黒点群で、
C5.4、C5.9の小規模フレア、
南東の端に新しく現れた3905群で、
C4.7の小規模フレアが発生しています。

また、可視光写真では新しい黒点群が現れていて、
南半球側が少しにぎやかになっています。


太陽風の速度は、380km/秒とやや低速の状態です。
磁場強度は8nTと少し強まった状態で推移しています。

磁場の南北成分は、南北に細かく変化しています。
磁気圏では小規模の活動が続いていて、
AE指数は、200〜500nT程度の変化が度々発生しています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。
太陽風は、基本的には穏やかに推移しそうです。



太陽の西の端の向こう側である程度規模の大きいフレアが発生した様です。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側へ飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー陽子の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。