宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2024/ 6/13 12:04 更新 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 昨日の朝、12日8時(世界時11日23時)頃の現象ですが、 SOHO衛星LASCO C2、C3で、 太陽を囲むように広がるハロー型のCME(コロナ質量放出) が観測されました。 SDO衛星AIA193の動画を見ると、 太陽のこちら側は穏やかですが、 太陽の右側に広がるコロナが急に動く様子が見えています。 このため、太陽の向こう側で規模の大きい現象が発生した様です。 10日にX1.5のフレアを起こした3697黒点群で フレアが発生したのではないでしょうか。 太陽のこちら側では、 今朝、13日7時半(世界時12日22時半)に、 中心部南側の3711黒点群で、 M1.2の中規模フレアが発生しました。 この周辺と、南東の端(左下)近くの3712、1373群で 小さい活動が発生しています。 太陽風は、速度は350km/秒と低速、 磁場強度は3nTとやや弱い状態です。 グラフの中盤で、磁場が弱い南向きに振れ続け、 AE指数では300nT程度の小規模の変化がしばらく続いています。 今朝くらいから磁場は0nT付近で変化する様になり、 磁気圏は穏やかになっています。 AE指数のグラフは、後半は変化がなくなっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中心部の東側に小さいコロナホールが見えています。 太陽の向こう側で発生したCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右側に広がるコロナで、急な動きが発生しています。 (c) SDO衛星AIA193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |