宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2024/ 5/ 9 12:19 更新 3664黒点群でフレアが続き、ハロー型のCMEも続いています。 担当 篠原 太陽の中心部南西側(右下)の3664黒点群で、 フレアの発生が続いています。 昨日紹介した8日13時半(世界時8日4時半)の X1.0の大規模フレアの後も、 8日16時(世界時8日7時)にM7.1、 8日21時(世界時8日12時)にM8.6などの 中規模フレアを起こしています。 X1.0を含めたこれらのフレアの様子を、 SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 X1.0のフレアでは、太陽を囲む様に広がる ハロー型のCME(コロナ質量放出)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。 NOAA/SWPCの太陽風予報によると、 太陽風の乱れは、明後日の朝、 11日6時(世界時10日21時)頃に 地球に到来する可能性があります。 注目してください。 また、1枚目の動画のM8.6フレアの時にも、 ハロー型のCMEが発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3の動画では、 1つめよりは淡いですが、 丸くコロナのガスが広がる様子が見えています。 3664黒点群の活動は更に続いて、 今日未明、9日2時半(世界時8日17時半)に M7.9の中規模フレアを起こし、 今朝、9日6時(世界時8日21時)にX1.0の大規模フレア、 9日7時(世界時8日22時)にM9.8と 大きい中規模フレアが発生しています。 今朝のフレアの様子を、 GOES衛星SUVI 131の動画で紹介します。 このフレアでもハロー型のCMEが発生しています。 このため、最初のCMEの後も、 次々に太陽風の乱れが到来することになりそうです。 10日の午後から12日にかけて、 太陽風や磁気圏の変化に注目してください。 太陽風の速度は、 470km/秒から460km/秒へ少し下がっています。 平均的な状態です。 磁場強度も4nTから3nTへ少し下がり、 やや弱い状態になっています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。 磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。 3664黒点群で発生した、X1.0、M7.1、M8.6フレアの様子。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) X1.0フレアに伴って発生したCME。太陽を囲む様に広がっています。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽風の乱れは、11日6時(世界時10日21時)頃に地球に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC M8.6フレアに伴って発生したハロー型のCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 3664黒点群で発生した、X1.0、M9.8フレアの様子。 (c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ハロー型のCMEが発生しています。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |