宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:19)
今日、X1.0の大規模フレアが発生しました。
また、X1.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 9 09:58 M1.8
06:11 X1.0
05:29 M1.7
04:15 M2.0
03:15 M2.9
02:35 M7.9
01:38 C6.7
00:55 C6.6
5/ 8 23:33 M1.0
23:07 M1.1
20:45 M8.6
20:11 M4.1
18:56 M2.2
18:33 M2.1
16:30 M4.5
15:45 M7.1
13:22 X1.0
12:39 M1.9
12:22 M1.9
11:52 M1.2
11:01 M3.4
10:35 X1.0
09:33 C9.4
06:14 M3.3
05:00 M2.1
03:50 C8.4
02:33 C7.2
01:58 C7.8
01:25 M8.2
00:32 C5.0
5/ 7 22:18 M1.0
21:48 M1.5
20:40 M2.4
19:33 C9.5
18:49 C5.5
18:14 C5.5
17:18 M1.4
16:30 M1.1
16:15 M1.5
15:00 M5.1
14:33 C5.7
12:18 C9.6
09:43 M2.6
09:26 M1.1
07:03 M4.3
06:37 M1.2
06:17 C3.3
04:10 C9.4
03:36 C3.0
03:10 C3.7
02:05 C4.3
00:25 C6.2

黒点  5/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3663 10 βγ X1
3664 62 βγδ X1
3666 2 α ---
3667 1 α ---
3668 5 β ---
3670 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 457 -0.4
-2 h 460 +0.8
-4 h 453 +0.2
-6 h 455 +1.4
-8 h 461 +1.4
-10 h 464 +0.9
-12 h 465 +0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 14 -/ -
-2 h 6 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^1
5/ 9 0.4 2x10^2
5/ 8 0.4 2x10^2
5/ 7 0.3 1x10^2
5/ 6 0.3 2x10^2
5/ 5 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 5/ 4 09:43 X1.6の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2024/ 5/ 5 09:53 3663黒点群でMクラスのフレアが続いています。太陽風は低速になっています。
2024/ 5/ 6 10:11 Xクラスの大規模フレアが2回発生しました。
2024/ 5/ 7 14:14 X4.5の大規模フレアが発生しました。太陽風の速度が高まっています。
2024/ 5/ 8 15:31 X1.0の大規模フレアが2か所で発生しています。
最新のニュース

2024/ 5/ 9 12:19 更新
3664黒点群でフレアが続き、ハロー型のCMEも続いています。

担当 篠原

太陽の中心部南西側(右下)の3664黒点群で、
フレアの発生が続いています。

昨日紹介した8日13時半(世界時8日4時半)の
X1.0の大規模フレアの後も、
8日16時(世界時8日7時)にM7.1、
8日21時(世界時8日12時)にM8.6などの
中規模フレアを起こしています。
X1.0を含めたこれらのフレアの様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

X1.0のフレアでは、太陽を囲む様に広がる
ハロー型のCME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
太陽風の乱れは、明後日の朝、
11日6時(世界時10日21時)頃に
地球に到来する可能性があります。
注目してください。

また、1枚目の動画のM8.6フレアの時にも、
ハロー型のCMEが発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画では、
1つめよりは淡いですが、
丸くコロナのガスが広がる様子が見えています。

3664黒点群の活動は更に続いて、
今日未明、9日2時半(世界時8日17時半)に
M7.9の中規模フレアを起こし、
今朝、9日6時(世界時8日21時)にX1.0の大規模フレア、
9日7時(世界時8日22時)にM9.8と
大きい中規模フレアが発生しています。

今朝のフレアの様子を、
GOES衛星SUVI 131の動画で紹介します。

このフレアでもハロー型のCMEが発生しています。
このため、最初のCMEの後も、
次々に太陽風の乱れが到来することになりそうです。
10日の午後から12日にかけて、
太陽風や磁気圏の変化に注目してください。


太陽風の速度は、
470km/秒から460km/秒へ少し下がっています。
平均的な状態です。
磁場強度も4nTから3nTへ少し下がり、
やや弱い状態になっています。

磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。
磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化のない状態です。




3664黒点群で発生した、X1.0、M7.1、M8.6フレアの様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X1.0フレアに伴って発生したCME。太陽を囲む様に広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽風の乱れは、11日6時(世界時10日21時)頃に地球に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


M8.6フレアに伴って発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3664黒点群で発生した、X1.0、M9.8フレアの様子。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


ハロー型のCMEが発生しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。