宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2024/ 4/ 3 11:58 更新 太陽風は平均的な状態です。3月の黒点相対数は 104.9 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、3月の黒点相対数は 104.9 と発表されました。 3桁を保っていますが、1月の123.0、2月の124.7と比べると 一段下がった値になっています。 毎日の黒点相対数を見ると、 2桁の日は15日とほぼ半分に達しました。 掲載の動画では、 後半に3615黒点群の大きい姿が目立っていますが、 その前後は黒点が少なくなっている印象です。 この後、再び高まるでしょうか。 今日の太陽も、黒点は北東の端(左上)と、 中心付近に小さく見えている程度です。 フレアの発生も特になく、 X線グラフは全体の強度がさらに低下しています。 北東の端に現れた領域では、特に活動は見えていません。 太陽は穏やかに推移しそうです。 太陽風は、速度は450km/秒、磁場強度は5nTと、 どちらも平均的な状態です。 磁場の南北成分は、南北に変化が発生しています。 南を向いた頃に、AE指数では600nTや300nTの 中小規模の変化が発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 中心部の小さいコロナホールは西に進んでいます。 明日くらいの太陽風に弱い影響が見られるかもしれません。 一方、太陽の東側(左側)にはコロナホールはなく、 その後は太陽風は穏やかに推移しそうです。 皆既日食を見るため、明日の午後からメキシコへ向かいます。 12日まで鹿児島を不在にしますので、 記事の更新が不安定になり、内容も簡素なものになります。 申し訳ありませんが、しばらくご了解下さい。 太陽黒点相対数の長期変化。3月の黒点相対数は 104.9 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 3月の太陽黒点の推移。SDO衛星。 (c) SDO衛星 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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