宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:40)
今日、C6.9の小規模フレアが発生しました。
また、M7.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/11 00:25 C6.9
3/10 21:03 M7.4
3/ 9 10:09 C6.3
06:06 M1.3

黒点  3/10 (NOAA)
磁場 フレア
3599 25 βγδ M7
3600 2 α ---
3602 1 α ---
3603 2 α ---
3604 4 β ---
3605 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:36 402 -0.3
-2 h 415 +0.2
-4 h 422 -0.5
-6 h 410 -1.4
-8 h 419 -1.6
-10 h 411 -1.9
-12 h 419 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -18 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^3
3/11 0.4 2x10^3
3/10 0.3 1x10^3
3/ 9 0.3 4x10^2
3/ 8 0.3 2x10^2
3/ 7 0.2 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 3/ 6 13:31 太陽風は平均的な状態です。2月の黒点相対数は 124.7 でした。
2024/ 3/ 7 10:22 太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。
2024/ 3/ 8 07:47 太陽風は平均的な状態です。3599黒点群の活動が少し強まっています。
2024/ 3/ 9 13:10 太陽風の速度が一時的に高まりました。
2024/ 3/10 12:48 太陽風は平均的な状態です。フレアは少なくなっています。
最新のニュース

2024/ 3/11 09:40 更新
M7.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨夜、10日21時(世界時10日12時)に、
太陽の南西側(右下)の3599黒点群で、
M7.4の中規模フレアが発生しました。
3599群では、11日0時半(世界時10日15時半)にも
C6.9の小規模フレアが発生しています。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
M7.4の規模に達するフレアの発生は、
世界時2月22日のX6.3以来で、およそ半月ぶりです。

SOHO衛星LASCO C2の画像を見ると、
C6.9のフレアに伴って、
淡いCME(コロナ質量放出)が太陽の右側に広がっている様です。
動画を掲載しますが、ガスの広がりが見えるでしょうか。
太陽風の乱れは地球へやって来るかもしれません。
3日程度かかると考えると、14日頃でしょうか。
小規模の変化になると思いますが、注目して下さい。


太陽風は、速度は400km/秒、磁場強度は4nTと
平均的な状態です。

磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いていて、
AE指数では300〜800nTの小中規模の変化が発生しています。
磁気圏はやや活動的でした。

太陽風のグラフの最後では、
磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する様になっています。
この状態が続くと、磁気圏は穏やかになるでしょう。




種子島ロケットコンテストは、
9日、10日に無事に競技が行われました。
風が強くて、寒い中での打ち上げになりましたが、
JAXAの広大な芝生で行う大会はとても楽しいものでした。
明日の天候悪化が予想されるので、今日の日程は中止になり、
この後、鹿児島へ帰ります。
明日以降は通常の更新状況に戻ります。



3599黒点群で発生したM7.4とC6.9のフレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側にCMEが広がっている様です。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。