宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 3/11 09:40 更新 M7.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 昨夜、10日21時(世界時10日12時)に、 太陽の南西側(右下)の3599黒点群で、 M7.4の中規模フレアが発生しました。 3599群では、11日0時半(世界時10日15時半)にも C6.9の小規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 M7.4の規模に達するフレアの発生は、 世界時2月22日のX6.3以来で、およそ半月ぶりです。 SOHO衛星LASCO C2の画像を見ると、 C6.9のフレアに伴って、 淡いCME(コロナ質量放出)が太陽の右側に広がっている様です。 動画を掲載しますが、ガスの広がりが見えるでしょうか。 太陽風の乱れは地球へやって来るかもしれません。 3日程度かかると考えると、14日頃でしょうか。 小規模の変化になると思いますが、注目して下さい。 太陽風は、速度は400km/秒、磁場強度は4nTと 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いていて、 AE指数では300〜800nTの小中規模の変化が発生しています。 磁気圏はやや活動的でした。 太陽風のグラフの最後では、 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する様になっています。 この状態が続くと、磁気圏は穏やかになるでしょう。 種子島ロケットコンテストは、 9日、10日に無事に競技が行われました。 風が強くて、寒い中での打ち上げになりましたが、 JAXAの広大な芝生で行う大会はとても楽しいものでした。 明日の天候悪化が予想されるので、今日の日程は中止になり、 この後、鹿児島へ帰ります。 明日以降は通常の更新状況に戻ります。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の右側にCMEが広がっている様です。 (c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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