宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 2/ 2 12:57 更新 太陽風の小規模の乱れが到来しました。現在は低速で、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 昨日のニュースのすぐ後、1日14時20分(世界時1日5時20分)に、 ACE衛星で太陽風の小規模の乱れが観測されました。 磁場強度は、4nTから7nTへ急に強まっていますが、 速度は、400km/秒から440km/秒へ 緩やかに高まる変化になっています。 29日昼に発生したM6.8中規模フレアによる太陽風の乱れが、 3日かけて地球へやって来たのではないでしょうか。 CME(コロナ質量放出)は地球の方向まで広がっていた様です。 小規模の乱れだったので、 磁気圏活動が特に強まるなどの変化は発生していません。 その後、太陽風の速度は次第に低下して、 現在は360km/秒と低速になっています。 磁場強度も3nTとやや弱くなっています。 AE指数は、太陽風磁場が南向きに変化した頃に、 300nTの小規模の変化が発生しています。 現在は速度が下がっているので、 磁気圏は穏やかに推移するでしょう。 太陽は、中心部北側の3573黒点群で、 昨日の午後、1日15時半(世界時1日6時半)に、 C3.0の小規模フレアが発生しています。 X線グラフは、高まりが長い時間続く変化になっていて、 GOES衛星SUVI 195では、 コロナのガスが噴き上がる様子が見えています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の左上に広がるCMEが観測されています。 動画では、CMEは地球に対して横向きの噴出になっています。 発生場所は太陽の中心に近いのですが、影響はなさそうです。 また、X線グラフの最後で、 M1.1の中規模フレアが発生しています。 南東側(左下)の3571黒点群で発生しています。 ここでは、小さい変化が頻繁に発生しています。 この後の活動に注目して下さい。 (c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左上に飛び出すCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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