宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 1/ 4 09:57 更新 太陽風は小規模の変化が到来し、磁気圏活動はやや強まった程度です。 担当 篠原 太陽風に小さい変化が2回発生しています。 1つめは、3日の昼、3日13時50分(世界時3日4時50分)頃で、 速度は、410km/秒から450km/秒へ、 磁場強度は、7nTから12nTへ、 どちらも比較的小さい変化ですが急に高まりました。 その後は、速度も磁場強度も次第に低下して、 5時間程で元の状態に戻っています。 2つめは、3日の夜、3日23時20分(世界時3日14時20分)頃です。 速度は420km/秒から450km/秒へ、 磁場強度は5nTから9nTへと、こちらも小規模でした。 今回はその後も高まった状態が続いていて、 速度は480km/秒前後とやや高速になり、 磁場強度は8nTと少し強まった状態が続いています。 2つめの変化が、X5.0フレアに伴って発生した CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れの様です。 1つめは、その前に発生していた フィラメント噴出による変化かもしれません。 この場合、X5.0の発生から3日弱での到来です。 地球にやって来たのはCMEの端の方だったので、 弱い変化に留まったということでしょう。 太陽風磁場の南北成分は、 -5nT程度の南向きの変化が度々発生しています。 磁気圏の活動もある程度強まって、 AE指数は、700nT程度の中規模の変化が発生しています。 この後は、太陽風は次第に平均的な状態に戻り、 穏やかになりそうです。 太陽は、3536黒点群で、 C3.0、C2.6の小規模フレアが発生した程度で、 比較的穏やかな状態になっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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