宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2024/ 1/ 2 10:21 更新 中規模フレアが2回発生しています。今日の午後以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。 担当 篠原 昨日の朝に発生したX5.0の大規模フレアによる太陽風の乱れは、 NOAA/SWPCの予報によると、 今日の夕方、2日16時(世界時2日7時)頃に 地球に到来する可能性があるとのことです。 この場合、フレアの発生から1日半での到来となります。 到来までの時間が短い場合、 太陽風速度の高まりはより大きくなる可能性があります。 今日の午後から明日にかけて、太陽風の変化に注目して下さい。 速度が高まると共に磁場が南向きに強まると、 磁気圏の活動は激しくなります。 オーロラ活動の強まりにも注目して下さい。 X5.0を起こした3536黒点群では、 昨夕、1日17時半(世界時1日8時半)にM2.3、 続いて、1日21時(世界時1日12時)にM4.7と、 中規模フレアが2回発生しています。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 3536群では、その後も小さい活動が続いています。 また、北東の端(左上)の向こう側にも 活動的な領域がある様です。 引き続き、太陽でのフレアの発生に注目して下さい。 太陽風は、速度が300km/秒から350km/秒へ少し上がり、 グラフの最後では、 400km/秒と平均的な速さに戻っている様です。 磁場強度は、5nTと平均的な状態だったのが、 グラフの途中から 10nT近くに強まって推移する様になっています。 コロナホールの影響が始まったのかもしれません。 太陽風の磁場が強まったため、南北成分の変化も大きくなり、 -5〜 -10nT程度の南向きの変化が見られる様になっています。 このため磁気圏の活動がある程度強まっていて、 AE指数は300〜700nTの小・中規模の変化が続く様になっています。 この後、CMEの乱れもやって来ると思われます。 太陽風はどの様な変化になるでしょうか。 (c) NOAA/SWPC 3536黒点群で発生した、M2.3、M4.7の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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