宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:55)
今日、M2.3の中規模フレアが発生しました。
また、M5.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/10 13:37 C3.6
12:46 M2.3
10:58 C2.0
04:16 C4.7
12/ 9 21:57 M1.0
19:44 C4.3
18:45 M1.5
17:17 C2.6
15:37 C5.6
14:05 C3.7
08:00 M5.4
02:17 C2.6
00:36 C2.7
12/ 8 23:12 C3.7
22:23 C2.6
17:37 C2.3
15:04 C3.3
13:13 C2.2
09:41 C7.9
09:01 C2.7
07:05 C4.3
05:50 C8.1
03:02 C4.1

黒点 12/10 (NOAA)
磁場 フレア
3507 2 β ---
3508 1 α ---
3510 3 α C2
3511 11 βγ M5
3513 17 βγ C8
3514 7 β ---
3515 1 α ---
3516 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:44 392 -2.6
-2 h 410 -1.4
-4 h 409 +0.1
-6 h 407 +0.8
-8 h 405 +1.6
-10 h 403 +2.4
-12 h 400 -1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -24 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
12/10 0.4 1x10^3
12/ 9 0.3 2x10^3
12/ 8 0.3 2x10^3
12/ 7 0.3 2x10^3
12/ 6 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/12/ 5 11:58 高速の太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
2023/12/ 6 12:41 太陽でフレアが頻繁に発生しています。11月の黒点相対数は 105.4 でした。
2023/12/ 7 12:43 3513黒点群でMフレアの発生が続いています。太陽風は高速の状態です。
2023/12/ 8 14:02 CMEの発生が続いています。高速の太陽風は終わっています。
2023/12/ 9 13:31 M5.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2023/12/10 13:55 更新
太陽風は平均的な状態です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

発生から10日近く過ぎてしまいましたが、
12月3日のニュースで紹介した、
米戸 実さんによるニュージーランドのオーロラ写真を
追加で紹介します。

撮影時刻は、前回の写真の2、3枚目と同じ頃です。
天体撮影用の赤色に強いカメラを使用しているため、
とても印象的な発色になっています。

2枚目の写真では、
ひっくり返った南十字星が左端で目立っています。
(1枚目にも写っています)
美しい写真をありがとうございます。



太陽風は、速度は400km/秒、磁場強度は4nTと
平均的な状態で推移しています。

磁場の南北成分は、
0nT付近で小さく南北に変化する程度です。
磁気圏は穏やかで、
AE指数はほとんど変化のない状態です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南東側(左下)でコロナホールが縦に伸びています。
5日後くらいからこの領域の影響で
太陽風の速度が高まるかもしれません。


太陽は、南西の端(右下)に近付いた3511黒点群で、
M1.5、M1.0、M2.3と中規模フレアの発生が続いています。
この後、太陽の向こう側に進んでいきますが、
それまでにどの様な活動が見られるでしょうか。

また、昨日の昼、9日13時(世界時9日4時)頃に、
太陽の北西の端(右上)の向こう側で、
プロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星AUVI 304の動画を掲載します。

この噴出により、太陽の上側へ向かって広がる
CME(コロナ質量放出)が
SOHO衛星LASCO C2、C3で観測されています。
地球への影響はありません。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地2日1時22分(世界時1日12時22分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地2日1時26分(世界時1日12時26分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


太陽の北西の端の向こう側で発生したプロミネンス噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の上側へ広がるCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。