宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
また、M1.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 6 11:48 C3.9
09:54 C3.8
07:54 C5.0
06:02 M1.4
04:10 C5.6
02:45 C8.6
01:59 C7.4
00:23 C2.9
12/ 5 22:27 C5.2
20:49 C4.2
19:04 C3.0
18:30 C3.7
17:55 C5.7
15:37 M1.5
12:54 C2.7
12:18 C5.9
10:34 C2.0
08:52 C3.0
08:13 C4.7
12/ 4 11:48 C2.9
10:22 C8.1
07:30 C2.7

黒点 12/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
3501 3 α ---
3505 1 α ---
3507 6 β C2
3508 1 α ---
3510 22 β C6
3511 15 βγ C9
3512 2 α ---
3513 3 β M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 611 +0.6
-2 h 617 +2.3
-4 h 540 +0.7
-6 h 541 -2.6
-8 h 551 +1.0
-10 h 515 +0.5
-12 h 524 -0.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -31 -/ -
-2 h -23 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
12/ 6 0.3 3x10^2
12/ 5 0.3 1x10^2
12/ 4 0.4 1x10^2
12/ 3 0.3 1x10^2
12/ 2 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/12/ 1 12:56 太陽風の小規模の乱れが到来しました。この後もCMEの乱れが続きそうです。
2023/12/ 2 10:05 太陽風の強まりが到来して、磁気圏の活動も強まりました。
2023/12/ 3 14:51 太陽風と磁気圏の乱れは終わっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2023/12/ 4 12:37 高速太陽風が到来しました。磁気圏は穏やかな状態です。
2023/12/ 5 11:58 高速の太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
最新のニュース

2023/12/ 6 12:41 更新
太陽でフレアが頻繁に発生しています。11月の黒点相対数は 105.4 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、11月の黒点相対数は 105.4 と発表されました。
10月は 99.4 と2桁に下がっていましたが、
すぐに3桁に戻りました。

詳しく1日値を見ると、11月20日頃までは2桁の日が多く、
11月17日には 25 と、2022年6月9日の 21 以来、
1年半ぶりとなる低い値になりました。
11月21日以降は 150 を超える日が続く様になり、
その結果、月平均値は3桁に達した様です。

可視光写真の動画を見ると、黒点の増減の様子が良く分かります。
この後はどの様な現れ方で推移するでしょうか。



太陽は、昨日のニュース以降フレアの発生頻度が高まっています。
目立っているのは、北東の端(左上)に現れた3513黒点群で、
M1.5、M1.0、M1.4と中規模フレアを3回、
C5.3、C7.4、C5.6、C5.0など、
小規模フレアも10回以上発生しています。
活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
頻繁に明るい輝きが発生しています。

また、中心部南側(下側)の3511群でも、
C5.8、C8.6などの小規模フレアが発生しています。

活動はこの後も続くでしょうか。
注目してください。


太陽風は、今日はACE衛星のグラフを掲載しています。
速度は600km/秒に高まっていて、更に高速になっています。
一方、15nTに強まっていた磁場強度は下がり、
5nTと平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、
0nTを挟んで南北に変化する様になっています。
このため、磁気圏の活動はある程度強まり、
AE指数は、500〜700nTの中規模の変化が度々発生しています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは太陽の西の端(右端)に近付いて、
広がりが見にくくなっています。
地球への影響は次第に弱まって行きそうです。

太陽風の速度や磁場強度が下がって行くと、
磁気圏活動の規模も小さくなって行くでしょう。




太陽黒点相対数の長期変化。11月の黒点相対数は 105.4 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


11月の太陽黒点の推移。SDO衛星。
(c) SDO衛星 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


3513黒点群の活動の様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。