宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:51)
今日、C2.6の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 3 06:16 C2.6
12/ 2 12:37 C3.1
05:58 M1.0
04:05 C3.3
12/ 1 20:52 C5.2
13:15 M1.1
11:54 C4.8
07:26 C3.6
04:19 C2.2
00:40 C2.1

黒点 12/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3494 1 α ---
3500 12 βγ M1
3501 1 α ---
3505 1 α ---
3507 1 α ---
3508 1 α ---
3509 5 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:44 417 -2.0
-2 h 422 +3.8
-4 h 409 +6.5
-6 h 419 +8.7
-8 h 418 +9.7
-10 h 458 +10.9
-12 h 478 +11.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -50 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -35 -/ -
-6 h -36 -/ -
-8 h -44 -/ -
-10 h -54 -/ -
-12 h -61 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
12/ 3 0.3 1x10^2
12/ 2 0.3 1x10^2
12/ 1 0.4 9x10^2
11/30 0.3 7x10^2
11/29 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
宇宙天気用語集
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/11/28 12:31 CMEが連続して発生し、太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2023/11/29 13:54 M9.8の中規模フレアが発生しました。ハロー型のCMEも発生しています。
2023/11/30 12:15 太陽風は平均的な状態です。磁気圏も概ね静穏です。
2023/12/ 1 12:56 太陽風の小規模の乱れが到来しました。この後もCMEの乱れが続きそうです。
2023/12/ 2 10:05 太陽風の強まりが到来して、磁気圏の活動も強まりました。
最新のニュース

2023/12/ 3 14:51 更新
太陽風と磁気圏の乱れは終わっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

1日の夜に強まった磁気圏の乱れにより、
北海道でオーロラが観測されたとのことで、
Xで、KAGAYA氏の写真動画
りくべつ宇宙地球科学館銀河の森天文台
なよろ市立天文台きたすばる
などの素晴らしい画像が公開されています。

南半球のオーロラについて、
ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより
素晴らしい写真を紹介していただきました。

撮影時刻は、北海道のオーロラ写真と同じ頃です。
1枚目の写真は、対角魚眼レンズの撮影とのことで、
オーロラの広がりは真上を通り越して、
北の空まで広がっていたとのことです。
写真の後、現地2時過ぎ(世界時13時過ぎ)からは、
緑のカーテンだけが残り、
2時30分には雲に覆われてしまったとのことです。
昨日のニュースで紹介したように、
太陽風の磁場が強く南を向いたのは2時間程度で、
この限られた時間帯に今回の激しい変化が発生した様です。

とてもきれいな写真をどうもありがとうございます。



昨日のニュース以降、太陽風の速度は次第に低下して、
今朝からは、420km/秒と平均的な速度に戻っています。
磁場強度も8nTまで下がってきました。

磁場の南北成分は、昨日の昼以降は北向きの状態が続き、
太陽風のグラフの最後で0nT付近に下がっています。
このため、磁気圏は昨日の昼以降は穏やかで、
AE指数は変化のない状態が続いています。

Dst指数は、昨日の昼頃まで-100nT程度に強まった状態が続きましたが、
その後は次第に変化が小さくなり、元の状態に戻りかけています。

CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは落ち着きましたが、
続いて、コロナホールによる乱れが始まりそうです。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
中心部を縦に伸びるコロナホールは、西側にある程度進んでいて、
地球に影響が及び始める目安の位置に近付いています。

27日周期の図の前周期の太陽風速度のグラフは、
データの状態が悪くなっていて見にくくなっているのですが、
11月6日に速度の高まりが始まっています。
これから明日にかけて、太陽風の変化の始まりに注目してください。


太陽は、C1〜2の小さい小規模フレアが発生した程度で、
穏やかな状態です。



宇宙天気の話題ではありませんが、
昨日、2日16時にJAXAの内之浦宇宙空間観測所で、
観測ロケットS-520-33号機の打ち上げが行われました。
宮原の見学場へ行くことができましたので、写真を紹介します。
このロケットは上昇が速く、あっという間に上空へ消えていきました。
大勢の方々が見学場に集まって(車が200台くらいありました)、
打ち上げを楽しんでいました。
見学場に3時間前に入ったので寒かったですが、素晴らしい瞬間でした。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地2日0時43分(世界時1日11時43分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地2日1時30分(世界時1日12時30分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地2日1時半頃(世界時1日12時半頃)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


Dst指数は、-100nT程度の変化が1日ほど続き、その後変化が小さくなっています。
(c) 京都大学WDC


内之浦宇宙空間観測所で行われた、S-520ロケット33号機の打ち上げの様子。
(c) 篠原学


内之浦宇宙空間観測所で行われた、S-520ロケット33号機の打ち上げの様子。
(c) 篠原学


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。