宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/10/29 12:57 更新 太陽風が高速になっています。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュース以降ゆっくりと上昇が続き、 今日に入る頃に500km/秒台に達し、 現在はもう一段上昇して、570km/秒に高まっています。 高速の状態です。 注目していたコロナホールの影響が始まったのでしょうか。 昨日、10nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、 今日未明までこの状態が続き、 速度が高速になった頃から低下が始まって、 現在は6nTと平均的な値に戻っています。 磁場の南北成分は、南寄りの状態が続いています。 このため、磁気圏の活動は高まっていて、 AE指数は、500〜1000nTと中規模の変化が続いています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは西側(右側)に進んでいます。 東西方向(横方向)の広がりが小さいので、 太陽風速度の高まりは、 あまり長く続かないかもしれません。 太陽は、C1台の小さいフレアが発生した程度で、 穏やかに推移しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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