宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2023/10/30 13:51 更新 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的な状態が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に600km/秒へ高まり、 今日に入った頃から少しずつ低下して、 現在は560km/秒です。 高速の状態は続いています。 磁場強度は、7nTから5nTへ少し下がっていますが、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 グラフの後半に入る頃までは南寄りの状態が続いています。 磁気圏の活動は強まった状態が続き、 AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が 繰り返し発生しています。 ただし、太陽風のグラフの最後で磁場は北向きに変わっています。 この傾向が続くと、この後の磁気圏は穏やかになるでしょう。 どの様に推移するでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは太陽の西側(右側)にだいぶ進んでいます。 太陽風速度の高まりは、どこまで続くでしょうか。 太陽は、昨日の午後から、 中心部南側(下側)の3474黒点群の活動度が高まり、 C6.6、C7.8などを含めて、 Cクラスの小規模フレアが10回近く発生しています。 X線グラフを見ると今朝以降は変化がなくなっていますが、 この後はどうなるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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