宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2023/ 9/27 07:59 更新 太陽風磁場は弱まりましたが、速度が高まっています。 担当 篠原 17nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、 昨夜、26日20時(世界時26日11時)頃までは 10nTを超えた状態が続きましたが、 その後、3nT程度まで下がり、現在はやや弱い状態です。 一方、太陽風の速度は上昇して、 450km/秒と平均的な状態から、 520km/秒と高速風に変わっています。 太陽風磁場の南北成分は、 26日13時(世界時26日4時)頃から南向きに強まり、 -10nTに達する変化が7時間程続きました。 太陽風の速度は高まる前でしたが、 磁気圏の活動は強まって、 AE指数は1000nT前後の大きい変化が 連続的に発生しています。 その後、磁場強度が弱まると、 南向きの変化も小さくなりましたが、 南向きの傾向は続いていて、 -2nT程度の状態が続いています。 AE指数は500〜80nTの中規模の変化が発生していて、 磁場の南寄りの状態が続けば、 磁気圏の活動も続くでしょう。 太陽は、南西側(右下)に進んだ3445黒点群で、 C5.7、C4.3などの小規模フレアが発生していますが、 全体としては活動度は下がっていて、 X線グラフの変化は少なくなっています。 日曜日から出張で仙台に来ています。 そのため、記事の更新時刻が朝になっていました。 今夜鹿児島に戻るので、 明日からは通常の状態に戻る予定です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |