宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、M8.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/22 13:18 C8.3
11:28 M1.2
01:02 C3.2
9/21 21:47 M8.7
19:11 C2.5
14:28 C1.6
10:34 C2.2
06:31 C4.7
03:36 C5.5
02:38 C4.1
9/20 23:11 M8.2
21:08 C3.4
17:45 C3.1
14:28 C1.3
13:20 C3.0
07:26 C9.7
06:00 C2.7
05:34 C3.4
05:05 M4.0
02:17 C2.7
00:42 C4.2

黒点  9/22 (NOAA)
磁場 フレア
3433 1 α ---
3435 4 βδ M9
3436 3 β C4
3437 7 β ---
3438 9 β C3
3439 1 α ---
3440 1 α ---
3441 6 βγ ---
3442 7 βγ C2
3443 7 β C3
3444 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 401 -2.1
-2 h 406 +0.2
-4 h 402 -2.1
-6 h 405 -1.8
-8 h 414 -1.0
-10 h 403 -1.3
-12 h 434 -1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -15 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^2
9/22 0.3 3x10^3
9/21 0.3 8x10^3
9/20 0.3 4x10^3
9/19 0.5 1x10^3
9/18 2.0 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/17 12:53 フィラメント噴出が発生しています。太陽風の弱い乱れが到来しました。
2023/ 9/18 13:15 CMEによる太陽風の乱れが近付いています。太陽風は平均的な速度です。
2023/ 9/19 14:04 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2023/ 9/20 13:31 太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2023/ 9/21 13:59 太陽風は平均的な速度に戻っています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2023/ 9/22 13:31 更新
M8.7の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨日紹介した20日深夜のM8.2に続いて、
3435黒点群で、昨夜、21日21時半(世界時21日12時半)に
M8.7の中規模フレアが発生しました。

3435群では、19日以降、
M1.1、M1.8、M4.0、M8.2、M8.7と、
次第に規模が大きくなりながら、
Mクラスフレアの発生が続いています。

SDO衛星AIA131、193の動画を掲載します。
131(水色)の画像では、激しい輝きが短い時間発生していますが、
193(茶色)の画像では、
下に向かってコロナの動きが広がっている様子が見えています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
これに関係すると思われるCME(コロナ質量放出)が、
淡いですが、太陽の下側に大きく広がっています。
このため、太陽風の弱い乱れが地球にやって来るかもしれません。
24〜25日頃でしょうか。

また、この動画では、太陽の左上にもCMEが飛び出しています。
GOES衛星SUVI 304を見ると、
太陽の北東の端(左上)でプロミネンス噴出が発生しています。
太陽の向こう側で発生している様で、地球への影響はないでしょう。

そして、X線グラフの最後、
22日11時半(世界時2時半)に、
M1.2の中規模フレアが発生しています。
これも3435群です。
SDO衛星AIA193を見ると、
ダークフィラメントの噴出から始まっている様です。
CMEも発生しているかもしれません。


太陽風は、速度は420km/秒から400km/秒へ、
磁場強度は5nTから4nTへ、
どちらも少し下がっていますが、平均的な状態です。

磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いています。
このため磁気圏の活動も小規模で発生していて、
AE指数は300〜500nTの変化が連続しています。

磁場の南向きの変化は、どこまで続くでしょうか。




3435黒点群で発生したM8.7の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131、193 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが下側や左上に広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3435黒点群で発生したM1.2の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。