宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 9/16 15:01 更新 太陽でM3.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 昨日お知らせした 14日午後のCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、 明日の朝、17日8時(世界時16日23時)頃に到来する可能性があると、 NOAA/SWPCの予報で発表されています。 この予報によると、飛び出した乱れの端が地球に到来するため、 変化は小さいものになる様です。 どの様な変化がやって来るでしょうか。 太陽では、中心部北側(上側)の3429黒点群で、 今朝、16日7時半(世界時15日22時半)にM1.7、 16日9時半(世界時16日0時半)にM2.9と、 中規模フレアが2回発生しています。 SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 どちらも短い時間の輝きになっていて、 CMEの発生はなさそうです。 また、東端(左端)の向こう側から活動的な領域が近づいている様で、 フレアの輝きが見え始めています。 これからどの様な領域が現れるでしょうか。 と書いている所で、 16日14時半(世界時16日5時半)に、 この東端の領域と中心部の3429群で、 連続するようにフレアが発生しました。 X線の強度としてはM3.4の中規模フレアになっています。 変化の途中ですが、SDO衛星AIA131の動画を掲載します。 2箇所がほぼ同時に輝いています。 太陽風は、速度が450km/秒から420km/秒へ下がり、 磁場強度も7nTから5nTへ下がっています。 どちらも小幅の変化ですが、 太陽風は平均的な状態になっています。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数は小規模の変化も発生していますが、 全体としては静かに推移しています。 CMEによる太陽風の乱れは、17日8時(世界時16日23時)頃に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC 太陽の中心部で発生した、M1.7とM2.9の中規模フレア。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の東端と中心部でほぼ同時に発生したM3.4フレアの様子。 (c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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