宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:17)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/11 13:28 C3.0
12:58 M1.1
10:09 M1.3
09:24 C3.6
06:29 C4.0
9/10 14:24 C1.5
13:22 C3.6
10:45 C8.3
09:56 C4.7
9/ 9 14:52 C3.5
13:31 C1.4
12:16 C5.8
10:56 C2.4
10:16 C8.4
08:09 C4.2
03:13 C2.5

黒点  9/11 (NOAA)
磁場 フレア
3418 5 β C2
3421 11 β C8
3423 21 βγ C8
3425 13 β C5
3427 4 β ---
3428 4 β ---
3429 9 β M1
3430 4 β ---
3431 6 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 382 +2.6
-2 h 362 +1.0
-4 h 357 -2.0
-6 h 352 +2.1
-8 h 343 -0.2
-10 h 344 -0.1
-12 h 335 +1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 20 -/ -
-2 h 21 -/ -
-4 h 16 -/ -
-6 h 7 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^1
9/11 0.3 3x10^2
9/10 0.3 5x10^2
9/ 9 0.3 1x10^3
9/ 8 0.3 8x10^2
9/ 7 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/ 6 14:18 太陽風の小規模の変化がやって来ました。Mフレアが続いています。
2023/ 9/ 7 13:09 太陽風は平均的な状態です。磁気圏は比較的穏やかです。
2023/ 9/ 8 13:36 太陽風は低速になっています。M2.1の中規模フレアが発生しました。
2023/ 9/ 9 14:03 太陽風は低速です。太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。
2023/ 9/10 18:42 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。新しい黒点があちこちに現れています。
最新のニュース

2023/ 9/11 14:17 更新
M1.3、M1.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。

担当 篠原

今朝、11日10時(世界時11日1時)に、
太陽の東端(左端)の北側(上側)の3429黒点群で、
M1.3の中規模フレアが発生しました。

3429群は、昨日のニュースの可視光写真で
新しい黒点として示していた領域ですが、
いきなりMクラスフレアの発生となっています。

SDO衛星AIA131とGOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
フレアとともにコロナの噴出が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、
太陽の左側に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。

今回は地球に対して横向きの噴出ですが、
3429群の活動が今後も続くと、
影響が地球へ到来する可能性が次第に高まります。

M1.3フレアに続いて、11日13時(世界時11日4時)には、
太陽の東端(左端)の南側(下側)の3431黒点群で、
M1.1の中規模フレアが発生しています。
掲載したSDO衛星AIA131の動画の最後に、
この輝きが見えています。
2つの領域の活動に注目してください。

SOHO衛星LASCO C2、C3の動画では、
太陽の右上に噴出するCMEも見えています。
太陽のこちら側では特に変化が起きていないので、
向こう側で発生した現象の様です。


太陽風は、350km/秒の状態から、
グラフの後半で380km/秒へ少し上がる変化が見えています。
低速の状態が続いていますが、
この後はどの様に推移するでしょうか
磁場強度は、5nTから8nTに少し上がって、
最後は5nTへ戻っています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向です。
磁気圏は穏やかで、AE指数はほとんど変化がありません。




3429黒点群で発生したM1.3と3431群で発生したM1.1の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M1.3フレアでのコロナの噴出の様子。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


右上のCMEは太陽の向こう側の現象。左側のCMEはM1.3フレアによる。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。