宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:18)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 6 13:37 C1.1
09:46 C4.9
08:22 M1.0
07:14 C3.9
04:32 M1.2
03:00 C3.6
9/ 5 18:22 C7.2
17:03 M2.0
14:19 C3.6
13:39 C4.2
09:39 C2.1
9/ 4 22:37 C2.4
19:33 C6.6
14:16 C1.4
13:41 C1.7

黒点  9/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
3417 4 β C1
3418 1 α ---
3419 3 β C2
3420 3 α C4
3421 15 β M2
3422 5 β C2
3423 8 β ---
3424 2 β C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:06 386 -0.4
-2 h 407 -0.1
-4 h 435 +0.5
-6 h 435 -0.0
-8 h 441 +0.8
-10 h 419 -5.6
-12 h 421 +5.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -3 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^2
9/ 6 0.5 2x10^3
9/ 5 0.4 1x10^3
9/ 4 0.6 2x10^3
9/ 3 0.6 2x10^3
9/ 2 18.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/ 1 13:26 太陽風は平均的な速度に戻っています。M1.2の中規模フレアが発生しました。
2023/ 9/ 2 07:23 CMEの乱れは地球にも向かっている様です。太陽風の速度が高まっています。
2023/ 9/ 3 13:30 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏の活動も高まっています。
2023/ 9/ 4 14:40 太陽風は平均的な状態に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2023/ 9/ 5 12:57 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も穏やかです。8月の黒点相対数は 114.9 でした。
最新のニュース

2023/ 9/ 6 14:18 更新
太陽風の小規模の変化がやって来ました。Mフレアが続いています。

担当 篠原

太陽風は、昨夜遅く、5日23時半(世界時5日14時半)に、
390km/秒から450km/秒へ、
小幅ですが速度の急な高まりが発生しています。
磁場強度も5nTから9nTへ強まっています。

CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが到来した様ですが、
太陽のどの現象に繋がるのかはよく分かりません。

磁場の南北成分が、-8nT程度に南向きに強まる変化が2回発生し、
AE指数は、1000nTの大きい変化が2回発生しています。

その後、磁場強度は3nT前後とやや弱くなり、
速度も、グラフの最後は390km/秒と元に戻っています。


太陽は、中心部北西側(右上)の3421黒点群の活動が強まり、
昨夕、5日17時(世界時5日8時)にM2.0、
今朝、6日4時半(世界時5日19時半)にM1.2、
6日8時半(世界時5日23時半)にM1.0と、
中規模フレアが3回発生しています。

最初のM2.0の動画を掲載します。
この動画では、太陽全体の画像の最後で、
北東の端(左上)の3424群で発生した
C7.2の小規模フレアも見えています。

可視光写真では、北半球側に黒点群が並んでいます。
この後の活動に注目して下さい。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
5日23時(世界時5日14時)と6日5時半(世界時5日20時半)に
太陽を丸く囲むように広がる
ハロー型のCMEが発生しています。
太陽のこちら側では特に変化が起きていないので、
向こう側で発生した噴出の様です。




3421黒点群で発生したM2.0の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側で発生した2つのハロー型CME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。