宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:03)
今日、C8.4の小規模フレアが発生しました。
また、M2.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 9 13:31 C1.4
12:16 C5.8
10:56 C2.4
10:16 C8.4
08:09 C4.2
03:13 C2.5
9/ 8 22:48 C2.6
20:14 C3.7
14:24 C1.8
13:18 C4.0
03:59 M2.1
9/ 7 19:26 C3.4
14:09 C3.2
13:35 C1.0
11:36 C2.3
05:44 C3.4
02:53 C5.3

黒点  9/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3417 1 α C1
3418 5 β ---
3421 17 β C8
3423 23 β C3
3424 2 β ---
3425 15 βγ M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 358 +3.4
-2 h 355 -2.7
-4 h 354 -2.5
-6 h 362 -1.4
-8 h 371 +4.7
-10 h 364 +5.4
-12 h 368 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -3 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 8 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h 12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
9/ 9 0.3 1x10^3
9/ 8 0.3 8x10^2
9/ 7 0.4 6x10^2
9/ 6 0.6 2x10^3
9/ 5 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 9/ 4 14:40 太陽風は平均的な状態に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2023/ 9/ 5 12:57 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も穏やかです。8月の黒点相対数は 114.9 でした。
2023/ 9/ 6 14:18 太陽風の小規模の変化がやって来ました。Mフレアが続いています。
2023/ 9/ 7 13:09 太陽風は平均的な状態です。磁気圏は比較的穏やかです。
2023/ 9/ 8 13:36 太陽風は低速になっています。M2.1の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2023/ 9/ 9 14:03 更新
太陽風は低速です。太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、350〜370km/秒の間を上下して
低速の状態が続いています。
磁場強度は、途中で少し強まる変化が見られますが、
5nT程度と平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
北向きになったり、南向きになったり、
切り替わる様な変化になっています。
南向きになった頃に磁気圏の活動が少し強まっていますが、
速度が下がっているので影響は限定的で、
AE指数は、500nTの変化が短い時間発生して、
その他の時間帯は穏やかです。


太陽は、今朝くらいから北西の端(右上)の3421黒点群で
C4.2、C8.5、C5.8などの小規模フレアが
連続して発生しています。
(X線グラフの右端付近の変化です)

また、昨日M2.1の中規模フレアを起こした
北東(左上)の3425群も、
C4.0、C2.5など、規模は小さいですがフレアが続いています。

どちらも引き続き注目してください。

また、昨夜、8日21時(世界時8日12時)頃に
太陽の向こう側の中心付近で
ある程度規模の大きい活動が発生した様で、
太陽を丸く囲むように広がる
ハロー型のCME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

なかなかきれいな広がり方で、
太陽のこちら側で発生していれば、
太陽風の乱れがしっかりと来ていたでしょう。



太陽の向こう側で発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。