宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 7/30 13:41 更新 29日朝にハロー型のCMEが発生し、太陽風の変化が到来しそうです。 担当 篠原 昨日の朝の現象ですが、29日6時(世界時28日21時)頃に、 太陽の中心部の北東寄り(左上)で フィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 薄暗く見えるダークフィラメントが 噴き上がって行く様子が見えています。 この噴出により、CME(コロナ質量放出)が 太陽を丸く囲むように広がって発生しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、 左下の噴出が目立っていますが、 右上方向にもガスが広がる様子が淡く見えています。 NOAA/SWPCの太陽風予報によると、 太陽風の変化は、明後日、8月1日15時(世界時8月1日6時)頃に 地球に到来する可能性があるとのことです。 その場合、およそ3日半で地球にやって来ることになります。 速度の変化は小さくなりそうですが、 磁場が強まって南向きに大きく変化すると、 磁気圏の活動が活発になります。 変化の到来に注目してください。 また、太陽では、 中心部南西側(右下)の3380黒点群でM1.4の中規模フレア、 南東の端近く(左下)の3390群でC9.2の小規模フレアが発生し、 中心部北東側の3386群でも小さい活動が頻繁に発生しています。 太陽風は、速度が380km/秒から440km/秒へ少し上昇しています。 速さとしては平均的な状態です。 磁場強度も、5nTから7〜8nTへ少し強まっています。 南北成分は、南北に傾向がゆっくりと切り替わっていて、 南向きになった頃に、 AE指数で300〜800nTの小中規模の変化が発生しています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、 CMEによる乱れを除くと、太陽風は穏やかに推移しそうです。 (c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽を丸く囲むように広がるハロー型のCMEが発生しました。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽風の変化は8月1日15時(世界時8月1日6時)頃に到来する可能性があります。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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