宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 7/ 7 14:25 更新 太陽風はやや高速になり、磁気圏の活動もやや強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュースの後に430km/秒から460km/秒へ少し高まり、 今朝からは480km/秒とやや高速になっています。 磁場強度は、10nTと強まった状態が続いています。 太陽の中心部の北側や南側に見えていた コロナホールの影響が来ているのかもしれません。 磁場の南北成分は、 -5nTくらいの南向きの変化が度々発生しています。 この時に磁気圏の活動も強まっていて、 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が 数時間おきに発生しています。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが目立っています。 この領域の影響が来るのであれば、 太陽風はある程度の強まりが続きそうです。 太陽は、昨夜、6日19時半(世界時6日10時半)に、 北西の端に沈んだ3354黒点群で M1.0の中規模フレアが発生しました。 領域全体が見えていれば、 これよりも規模の大きいフレアだったかもしれません。 その後は、中心部南西側(右下)の3359群や 北東側(左上)の3361群で C2台の小規模フレアが発生した程度で、 X線グラフの変化は少なくなっています。 また、今朝、7日4時(世界時6日19時)頃と 7日6時(世界時6日21時)頃に連続して、 太陽の北東側でフィラメント噴出が発生しています。 (1つめはプロミネンス噴出と言うべきかもしれません) GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 太陽の左上に向かって広がるCME(コロナ質量放出)が 観測されています。 地球への影響はなさそうな広がり方に見えます。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左上側に広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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