宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 5/24 16:16 更新 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽の中心部北側の3311黒点群は、 昨夜、23日21時(世界時23日12時)にM3.0の中規模フレアと、 その他にC3〜6程度の小規模フレアを 繰り返し起こしています。 ひと頃の勢いはなくなりましたが、 ある程度活動的な状態は続いています。 一方、SOHO衛星LASCO C2、C3によると、 昨夜、23日20時(世界時23日11時)に 太陽を丸く囲むように広がる ハロー型のCME(コロナ質量放出)が発生しています。 特に、青い写真のC3の方で 丸い広がりがきれいに見えています。 SDO衛星では対応する現象が見えていないので、 太陽の向こう側で発生した活動の様です。 2日前にも同じ様なCMEが見えていたので、 太陽のちょうど反対側にかなり活動的な領域がある様です。 活動が2週間ほど前後にずれていたら、 地球へ向かってくるCMEになっていたでしょう。 太陽風は、速度が550〜600km/秒と高速の状態が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 SDO衛星AIA193で西側(右側)にだいぶ進んだ コロナホールの影響が来ているのかもしれません。 磁場の南北成分は、グラフの後半が南寄りになっていて、 AE指数では700nTや1100nTくらいの 活発な変化が発生しています。 速度の高まりはどこまで続くでしょうか。 太陽の向こう側で発生したハロー型のCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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