宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
また、M5.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/23 03:28 C3.0
5/22 23:10 C6.4
22:30 M1.9
22:10 C7.2
20:21 C3.0
18:32 C3.4
14:56 C5.0
13:43 C4.1
12:33 C3.7
11:20 C3.5
10:00 C8.2
06:40 C9.8
06:02 C6.1
05:46 C4.3
00:53 M2.6
00:06 C4.6
5/21 20:22 C5.4
18:45 C4.1
17:27 C4.9
16:42 C4.5
15:43 C4.1
14:19 C3.0
13:58 C3.0
12:52 C4.9
11:18 M1.4
07:56 M5.2
05:59 C6.1
04:39 C4.3
03:45 M1.1
03:03 C4.7
02:38 C3.7
01:47 C4.9
01:15 C3.8

黒点  5/23 (NOAA)
磁場 フレア
3308 3 β ---
3310 5 β ---
3311 28 βγδ M5
3312 10 β C4
3313 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 578 -0.0
-2 h 592 -2.2
-4 h 605 +0.4
-6 h 615 +0.0
-8 h 616 -1.3
-10 h 609 -0.4
-12 h 575 +0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -38 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
5/23 0.4 3x10^3
5/22 0.4 2x10^3
5/21 0.4 1x10^3
5/20 0.4 7x10^2
5/19 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 5/18 12:35 太陽の北東の端でフレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 5/19 13:46 3311黒点群で、M5.3、M4.5などの中規模フレアが多数発生しています。
2023/ 5/20 15:27 M2.3、M2.7の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりが到来しています。
2023/ 5/21 13:15 3311黒点群でMフレアが続いています。太陽風は高速になっています。
2023/ 5/22 13:57 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。
最新のニュース

2023/ 5/23 13:16 更新
高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。

担当 篠原

14日のニュースで、すばる(プレアデス星団)が
SOHO衛星LASCO C3に見え始めたとお知らせしましたが、
10日近くが経過して、既に写真の半分を通り過ぎています。

ここまでの様子を短い動画にまとめてみました。
CMEが次々に飛び出していてなかなかの見応えです。

C3ですばるが見えるのは残り5日くらいでしょうか。
通り過ぎていく様子をご覧下さい。
また、この後、写真の左下におうし座の頭、
ヒアデス星団のV字が現れます。



太陽は、3311黒点群の活動がだいぶ落ち着いて、
昨夜、22日22時半(世界時22日13時半)に
M1.9の中規模フレアを起こした程度になっていいます。
X線グラフの変化もだいぶ少なくなっています。

昨夕、22日16時(世界時22日7時)に、
太陽の北西の端(左上)でプロミネンス噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

この噴出により、CME(コロナ質量放出)が
太陽の右上、ちょうどすばるに向かって飛び出しています。
地球に対しては横向きなので、影響はありません。


太陽風は、昨夜から速度が550km/秒から一段高まって、
600km/秒に達しています。
グラフの最後は580km/秒に少し下がっていますが、
高速の太陽風が続いています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールが南西側(右下)に見えています。
この領域の影響が始まったのでしょうか。

太陽風の磁場強度は、8nTと少し強まった状態になりました。
磁場の南北成分は、南北に変化しています。
磁気圏の活動は高まった状態で、
AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が続いています。



すばる(プレアデス星団)が通過中です。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北西の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右上に飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。