宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:07)
今日、C9.7の小規模フレアが発生しました。
また、M5.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 1 11:50 C6.7
08:37 C1.9
05:43 C9.7
04:43 C1.3
3/31 18:03 C4.4
08:09 C1.9
3/30 16:26 M5.4
08:37 M1.1
01:02 C5.6

黒点  4/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
3260 1 α C4
3262 2 α C3
3264 1 α ---
3265 2 β C2
3266 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 500 +4.6
-2 h 470 +1.9
-4 h 470 -1.2
-6 h 474 -3.1
-8 h 480 -2.2
-10 h 479 -1.1
-12 h 507 -0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -31 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^3
4/ 1 0.3 6x10^3
3/31 0.4 2x10^3
3/30 0.6 8x10^3
3/29 0.4 4x10^3
3/28 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 3/27 09:47 高速の太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
2023/ 3/28 09:44 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 3/29 13:11 X1.2の大規模フレアが発生しました。アラスカのオーロラとスターリンクトレインの写真をどうぞ。
2023/ 3/30 13:30 太陽風がやや高速になっています。南極・昭和基地のオーロラをどうぞ。
2023/ 3/31 13:24 太陽風はより高速になっています。南極・昭和基地のオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2023/ 4/ 1 13:07 更新
太陽風の速度は少し下がり、やや高速の状態です。

担当 篠原

太陽風の速度は、
昨日のニュースの後も夜にかけて
600km/秒に高まった状態が続きましたが、
その後低下が始まり、今日に入る頃500km/秒まで下がって、
以降、480km/秒とやや高速の状態で推移しています。

磁場強度は、5nTから4nTへ少し下がり、
グラフの最後は再び6nTへ少し上がっています。

磁場の南北成分は、今朝までは弱い南寄りの状態が続き、
AE指数は300nTの小規模の変化が連続して、
時々、800nTの中規模の変化が発生するような、
やや活動的な状態でした。
しかし、グラフの最後で磁場は北向きに切り替わっていて、
AE指数も、最後は変化がなくなっています。

この後も北寄りの傾向が続くと、
磁気圏は穏やかな状態が続くでしょう。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部は小さいコロナホールが見られる程度です。
太陽風は次第に速度が下がって行きそうです。



太陽では、昨夜、3月31日23時(世界時31日14時)に、
北西の端(左上)の少し向こう側でプロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

これにより、太陽の右上に向かって
CME(コロナ質量放出)が発生しています。
横向きの噴出なので、地球への影響はありません。

また、南西の端(右下)で、
今朝、1日5時半(世界時31日20時半)にC9.7、
先ほど、1日12時(世界時1日3時にC6.7の
小規模フレアが発生しています。

この領域はこの後見えなくなるので、
太陽は穏やかになりそうです。



北西の端の少し向こう側で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右上へCMEが飛び出しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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