宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:02)
昨日、C9.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 2 --- ---
4/ 1 14:33 C1.7
13:34 C3.5
11:50 C6.7
08:37 C1.9
05:43 C9.7
04:43 C1.3
3/31 18:03 C4.4
08:09 C1.9

黒点  4/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
3262 2 α C3
3264 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 534 -1.7
-2 h 569 -1.9
-4 h 559 -0.5
-6 h 574 -2.8
-8 h 528 -0.1
-10 h 523 -2.3
-12 h 547 -3.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -37 -/ -
-2 h -44 -/ -
-4 h -43 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -33 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
4/ 2 0.3 7x10^3
4/ 1 0.3 6x10^3
3/31 0.4 2x10^3
3/30 0.6 8x10^3
3/29 0.4 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 3/28 09:44 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏は穏やかです。
2023/ 3/29 13:11 X1.2の大規模フレアが発生しました。アラスカのオーロラとスターリンクトレインの写真をどうぞ。
2023/ 3/30 13:30 太陽風がやや高速になっています。南極・昭和基地のオーロラをどうぞ。
2023/ 3/31 13:24 太陽風はより高速になっています。南極・昭和基地のオーロラをどうぞ。
2023/ 4/ 1 13:07 太陽風の速度は少し下がり、やや高速の状態です。
最新のニュース

2023/ 4/ 2 13:02 更新
太陽風の速度が再び上がり、高速になっています。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の速度は550km/秒に高まり、
高速の状態に戻りました。
現在までこの状態が続いています。

磁場強度は、5〜6nTと平均的な値です。
磁場の南北成分は、
南北両方にある程度の大きさで変化しています。
このため磁気圏の活動も高まっていて、
AE指数は、700nT程度の中規模の変化が
繰り返し発生しています。

高速太陽風はどのくらい続くでしょうか。
注目してください。


太陽は、昨日の昼に南西の端(右下)で発生した
C6.7の小規模フレア以降、
X線グラフは変化が見られなくなっています。
全体的な強度も下がっていて、
活動的な領域が少なくなっていることを示しています。

しかし、太陽の向こう側は状況が違うようで、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
昨夜、1日22時(世界時1日13時)に、
太陽を丸く囲むように広がる
ハロー型のCME(コロナ質量放出)が観測されています。
太陽の向こう側の中心付近で、
ある程度規模の大きい現象が発生した様です。

LASCO C3(青い写真)の左端の明るい星は、木星です。



太陽の向こう側で発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。