宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:21)
今日、M8.6の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 1 13:00 C3.1
11:54 C4.9
10:37 C9.3
10:01 M1.0
07:24 C4.3
02:37 M8.6
01:08 C5.8
2/28 15:50 C3.3
14:22 C2.4
13:09 C2.4
2/27 19:15 C4.5
14:13 C1.2
04:13 C2.8

黒点  3/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
3230 2 α ---
3234 25 βγδ M9
3236 9 β ---
3237 2 α ---
3238 1 α ---
3239 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 662 +1.5
-2 h 678 +0.4
-4 h 673 +0.2
-6 h 629 -1.3
-8 h 673 -2.0
-10 h 633 -2.7
-12 h 616 +5.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -35 -/ -
-2 h -38 -/ -
-4 h -41 -/ -
-6 h -48 -/ -
-8 h -53 -/ -
-10 h -50 -/ -
-12 h -52 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^3
3/ 1 0.5 6x10^3
2/28 1.6 1x10^3
2/27 24.8 4x10^2
2/26 58.8 1x10^3
2/25 3.5 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 2/24 12:50 太陽風の速度は600km/秒に高まっています。
2023/ 2/25 13:07 M3.7の中規模フレアが発生しました。CMEの乱れは地球にも向かっている様です。
2023/ 2/26 12:36 M6.3の中規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2023/ 2/27 12:51 CMEによる太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まっています。
2023/ 2/28 12:53 2つめの太陽風の乱れが到来して、速度は850km/秒へ高まり、磁気圏の活動も激しくなりました。
最新のニュース

2023/ 3/ 1 13:21 更新
600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏は静かになっています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、
太陽風の速度は深夜にかけて600km/秒に下がりましたが、
そこから再び上昇が始まって、
現在は670km/秒とより高速の状態に戻っています。

太陽風の磁場強度は、
9nTからゆっくりと低下して、
現在は6nTと平均的な値に戻っています。
磁場の南北成分は、北寄りになったり、南寄りになったり、
時間とともに変化しています。

このため、AE指数は、
活動が強まる時間帯と静かな時間帯に
比較的はっきりと分かれています。
活動が強まると、700nTの中規模の変化から
最大では1300nTに達する大きい変化まで発生しています。

太陽風のグラフの最後では、磁場は北寄りになっています。
このため、AE指数も最後は変化が見られなくなっています。

太陽風の強まった状態は続いているので、
磁場の南北成分の変化に注目してください。

磁気圏活動の強まりが一段落ついて、
Dst指数はゆっくりと静穏レベルである0nT付近に近付いています。
磁気嵐は終わりに向かっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
中心部の北東寄り(左上)にコロナホールが見えています。
4日後くらいからこの領域の影響が始まりそうです。


太陽は、北西(右上)の3234黒点群の活動が強まって、
今日未明、1日2時半(世界時2月28日17時半)にM8.6、
今朝、1日10時半(世界時1日1時半)にM1.0と中規模フレアが2回と、
その他にもC5.8、C4.3などの小規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

SOHO衛星LASCO C2、C3を見ると、
淡いCME(コロナ質量放出)が右上に向かって飛び出している程度です。
地球への影響はなさそうです

また、南東(左下)に現れた新しい黒点で、
C9.3と大きめの小規模フレアが発生しています。
この後、黒点やフレアの規模はどうなるでしょうか。




Dst指数(速報値)は、ゆっくりと0nTに近付いています。
(c) 京都大学WDC


3234黒点群で発生したM8.6、M1.0などのフレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


淡いCMEが右上に向かって発生しています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。