宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:30)
今日、M6.0の中規模フレアが発生しました。
また、M3.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/15 12:09 M6.0
05:40 M4.6
04:56 M3.5
04:25 C7.4
00:30 C5.5
1/14 23:33 C6.8
22:45 C5.0
21:44 C4.9
20:00 C7.0
19:04 C4.6
06:29 C5.9
05:44 C5.0
02:47 C6.2
02:29 C6.2
01:57 C9.0
01:15 C5.5
1/13 23:59 C8.4
19:10 M3.9
18:06 C4.5
17:03 C6.5
11:46 M1.4
07:16 C6.7
05:52 C8.5
05:28 C7.3
03:45 M1.0
01:26 C4.4
00:51 C5.1

黒点  1/15 (NOAA)
磁場 フレア
3182 15 βγ M6
3184 13 βγ C8
3185 6 β ---
3186 12 βγδ M1
3188 5 β ---
3189 1 α ---
3190 11 β ---
3191 9 β M1
3192 8 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:25 491 -7.2
-2 h 486 -6.1
-4 h 449 -3.1
-6 h 454 -7.4
-8 h 452 -7.6
-10 h 489 -2.8
-12 h 514 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -49 -/ -
-2 h -32 -/ -
-4 h -45 -/ -
-6 h -35 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 4x10^1
1/15 0.4 4x10^2
1/14 0.6 1x10^3
1/13 4.5 3x10^2
1/12 0.4 3x10^2
1/11 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/10 12:57 X1.9の大規模フレアが発生しました。Mクラスのフレアも続いています。
2023/ 1/11 13:26 X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。
2023/ 1/12 12:16 太陽の活動は落ち着いています。12月の黒点相対数は 113.1 でした。
2023/ 1/13 13:23 M1台の中規模フレアが続いています。太陽風は平均的な速度です。
2023/ 1/14 12:54 太陽風の速度が500km/秒に高まり、高速になっています。
最新のニュース

2023/ 1/15 14:30 更新
Mクラスの中規模フレアが続いています。太陽風はやや高速の状態です。

担当 篠原

今朝、15日5時と5時半(世界時14日20時と20時半)に、
太陽の南西(右下)の3182黒点群で、
M3.5とM4.6の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画では、
一連の活動の中で明るい輝きが2回発生しています。

SDO衛星AIA304では、
フレアの発生に伴って、
右方向にコロナのガスの黒い筋が飛び出しているのが見えます。
この噴出はCME(コロナ質量放出)となっていて、
SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の右寄りにガスが飛び出しているのが分かります。

地球に対しては斜め方向の噴出ですが、
3日後くらいの太陽風に影響が見られるかもしれません。
噴出の端の方にあたるので、
比較的小さい変化に留まるのではないでしょうか。

そして、15日12時(世界時15日3時)には、
太陽の北東(左上)の3191黒点群で、
M6.0の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
このフレアも輝きが長い時間続くタイプで、
CMEも発生している可能性があります。
この後のSOHO衛星の画像に注目して下さい。

3191群はこれから太陽の中心に近付くので、
活動が続く様だとより注意が必要になるでしょう。


太陽風は、速度のデータが見にくくなっていますが、
510km/秒から450km/秒程度へ一旦下がり、
再び500km/秒近くへ高まっている様です。
やや高速くらいで推移している様です。

磁場強度は、8nTから10nTへ強まっています。
南北成分は、グラフの中程から南向きに強まる様になり、
-5nTを超えるくらいになっています。

磁気圏の活動は、今のところやや強まっている程度で、
AE指数は500nTくらいの中規模の変化が
連続して発生しています。
この後はどのくらいの活動になるでしょうか。

太陽風速度の変化や、
磁場の南向きの様子に注目してください。




3182黒点群で発生した、M3.5、M4.6の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


AIA304では、コロナのガスが飛び出す様子が見えています。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右寄りに噴出するCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3191黒点群で発生した、M6.0の中規模フレア。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。