宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:26)
今日、X1.0の大規模フレアが発生しました。
また、X1.9の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/11 12:20 C6.8
10:51 M5.6
09:39 M2.4
08:48 C5.2
07:42 X1.0
05:11 C3.6
04:33 C3.4
02:45 M1.2
02:17 M1.3
00:44 C7.4
1/10 23:59 C5.4
23:32 C8.7
22:47 C6.8
21:59 C5.1
21:33 C5.3
21:11 C8.5
20:00 M1.1
17:57 C8.8
17:07 C5.3
14:54 C3.8
12:37 C5.4
11:33 M2.6
11:11 M1.0
09:46 C6.3
09:09 M5.1
07:29 C6.7
07:03 C4.1
05:49 C5.9
03:28 X1.9
01:43 C4.6
00:43 C5.1
1/ 9 23:52 C7.8
22:15 M1.0
17:38 M2.1
14:46 C3.0
13:48 C4.8
10:56 C5.7
09:31 M1.1
06:37 C3.1
03:46 C9.7

黒点  1/11 (NOAA)
磁場 フレア
3180 1 α ---
3181 44 βγ M3
3182 51 βγδ C5
3183 2 α ---
3184 8 βδ X2
3185 8 β C5
3186 5 βδ X1
3187 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 411 -3.0
-2 h 407 +3.1
-4 h 407 -2.1
-6 h 405 -2.1
-8 h 394 -1.3
-10 h 392 +1.1
-12 h 388 -1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 6x10^1
1/11 0.4 6x10^2
1/10 1.1 4x10^2
1/ 9 0.5 4x10^2
1/ 8 0.4 2x10^2
1/ 7 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/ 6 13:37 X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速になっています。
2023/ 1/ 7 13:37 太陽風の速度は下がり、平均的な状態に戻りかけています。
2023/ 1/ 8 13:44 太陽風は平均的な状態です。太陽でCフレアが続いています。
2023/ 1/ 9 13:30 Mクラスのフレアが5回発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2023/ 1/10 12:57 X1.9の大規模フレアが発生しました。Mクラスのフレアも続いています。
最新のニュース

2023/ 1/11 13:26 更新
X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

今朝、11日7時半(世界時10日22時半)に、
太陽の北東の端近く(左上)の3186黒点群で、
X1.0の大規模フレアが発生しました。

3186群は、昨日のニュースで
M5.1の中規模フレアを起こしたことをお知らせしましたが、
その後も、C8.8、C6.8、C7.3の小規模フレア、
そして、M1.3の中規模フレアを起こし、
X1.0大規模フレアの発生となりました。
その後も、M2.4の中規模フレアが発生しています。

X1.0のフレアの様子を、
GOES衛星SUVI 131と304の動画で紹介します。
131の画像では、その後のM2.4と、
南東の3184群のM5.6のフレアも見えています。

また、304では、太陽の左に向かって
プロミネンスが噴出する様子が見えています。
この噴出でCME(コロナ質量放出)が発生していますが、
小規模の噴出に留まっている様です。
また、横向きなので地球への影響はないでしょう。

活発な活動は続くでしょうか。
この後も注目してください。


太陽風は、速度は400km/秒に少し上がり、
平均的な速さになっています。
磁場強度は、7〜8nTと少し強い状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの中盤くらいから弱い南寄りで推移しています。
磁気圏では小規模の変化が起きている様で、
AE指数は、グラフの途中から
200〜400nTの変化が発生しています。

SDO衛星AIA193ではコロナホールは見られず、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。



3186黒点群で発生したX1.0の大規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X1.0フレアの際のプロミネンスの噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。