宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:37)
今日、X1.2の大規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 6 12:26 C3.5
09:46 X1.2
1/ 5 16:49 C2.6
04:05 C6.6
03:17 C8.5
01:30 C2.6
1/ 4 16:19 C2.7
08:46 C2.4

黒点  1/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
3176 1 α ---
3177 10 β C5
3180 11 β ---
3181 12 β C2
3182 4 β X1
3183 5 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 520 +4.0
-2 h 486 +5.1
-4 h 449 +5.8
-6 h 451 +0.2
-8 h 395 -6.2
-10 h 267 -6.5
-12 h 333 -4.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -16 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -29 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 5x10^1
1/ 6 0.4 4x10^2
1/ 5 0.4 2x10^2
1/ 4 0.5 7x10^3
1/ 3 0.5 6x10^3
1/ 2 0.5 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/ 1 12:31 高速の太陽風が続き、磁気圏の活動もある程度強まっています。
2023/ 1/ 2 10:27 太陽風は高速の状態が続いていますが、速度は下がりかけています。
2023/ 1/ 3 10:54 太陽風の速度は下がり、平均的な速さに戻っています。
2023/ 1/ 4 09:58 太陽風は平均的な速度です。太陽の向こう側でフレアが発生しています。
2023/ 1/ 5 14:26 太陽風磁場が強まっています。速度はやや低速です。
最新のニュース

2023/ 1/ 6 13:37 更新
X1.2の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速になっています。

担当 篠原

太陽の南東(左下)の3182黒点群で、
今朝、6日9時半(世界時6日0時半)に、
X1.2の大規模フレアが発生しました。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。

Xクラスのフレアの発生は、
2022年10月2日(世界時)のX1.0以来で、3か月ぶりです。

目立つ規模のCME(コロナ質量放出)は
発生していないようです。

南東の端に見えている3182群は、
これから太陽の中心に進みます。
規模の大きいフレアが続く様であれば、
より注意が必要な状況になるでしょう。


太陽風は、磁場強度の強まりの状態は続いていますが、
20nTから10nTへゆっくりと下がっています。
速度は380km/秒から今日未明には350km/秒へ下がっていますが、
そこから上昇が始まり、
現在は530km/秒と高速の状態に変わっています。
コロナホールの影響が始まった様です。

磁場の南北成分は、
北寄りの状態から南寄りに変わり、
グラフの後半で再び北寄りに変化しています。
このため、AE指数もグラフの途中から
500nTくらいの変化が続きますが、
最後は静かになっています。

太陽風の速度が高まっているので、
磁場の南北成分が南向きに変化する様になると、
磁気圏の活動は強まるでしょう。
この後の変化に注目してください。



3182黒点群で発生したX1.2の大規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3182黒点群の拡大写真。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。