宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2023/ 1/ 5 14:26 更新 太陽風磁場が強まっています。速度はやや低速です。 担当 篠原 昨日のニュース以降、 太陽風の磁場強度は更に強まり、 夕方には20nTに達しました。 その後、15〜17nTに少し下がりましたが、 強まった状態は続き、 太陽風のグラフの最後では、 再び20nTに達しています。 一方、速度は昨日の420km/秒から下がって、 現在は380km/秒とやや低速になっています。 今回の太陽風磁場の強まりは、 CME(コロナ質量放出)による変化かもしれません。 12月31日のニュースでお知らせした M1.4フレアの噴出に関係するのでしょうか。 その場合、到来まで4日ほどかかったことになります。 太陽風磁場の南北成分は、 掲載のグラフではほとんど通り過ぎていますが、 -10nT程度の南向きの強まりが6時間程度続いた様です。 (南向きの始まり頃のデータがはっきりしません) 磁気圏の活動は強まって、 AE指数では、500〜900nTの中規模の変化が 半日ほど続いています。 昨夜以降は、磁場は北向きに切り替わっていて、 現在の磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールはだいぶ西に進み、 今日の写真でははっきりは分からなくなっています。 この後、この領域の影響で太陽風の速度が高まるでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽は、南西(右下)の3177黒点群で、 5日3時(世界時4日18時)にC8.4の小規模フレアが発生しています。 また、昨日の昼、4日12時(世界時4日3時)頃に、 太陽の南側(下側)でフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 この動画では、CMEが下向きに噴出している様ですが、 SOHO衛星の画像では、はっきり分かる噴出は見られませんでした。 中心近くで発生しているので、 太陽風磁場の強まりなどの変化が、 1月8日くらいにやって来るかもしれません。 太陽の南側で発生したフィラメント噴出。 (c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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