宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:42)
今日、M4.5の中規模フレアが発生しました。
また、M6.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/15 11:45 C3.9
10:26 M1.6
09:41 C6.3
08:41 C7.3
06:58 M4.5
06:33 M1.9
05:34 M2.2
04:29 C6.4
04:06 C3.8
02:04 M2.2
01:03 C3.7
12/14 23:55 M3.2
23:33 M6.3
21:25 M4.1
20:45 M1.1
19:26 C5.2
18:19 M1.3
17:48 C4.8
17:23 M1.1
16:12 M2.4
14:37 C3.4
13:01 C5.9
08:15 C3.0
04:10 C1.9
12/13 --- ---

黒点 12/15 (NOAA)
磁場 フレア
3153 2 α M1
3156 1 α ---
3157 1 α ---
3160 1 α ---
3162 1 α ---
3163 22 βγ C4
3164 2 β ---
3165 12 βγ M6
3166 6 β ---
3167 15 β ---
3168 1 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 345 -3.1
-2 h 325 -5.3
-4 h 339 -1.9
-6 h 370 -3.8
-8 h 332 -5.1
-10 h 332 -5.3
-12 h 248 -4.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -14 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 8x10^1
12/15 0.6 5x10^2
12/14 0.6 4x10^2
12/13 0.5 4x10^2
12/12 0.6 2x10^2
12/11 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/12/10 09:51 Cクラスのフレアが頻繁に発生しています。高速の太陽風が続いています。
2022/12/11 10:13 太陽でCフレアが続いています。太陽風はやや高速程度に下がっています。
2022/12/12 13:20 太陽風は平均的な状態に戻りかけています。太陽は穏やかになっています。
2022/12/13 12:49 太陽風はやや高速で推移しています。太陽は穏やかです。
2022/12/14 13:51 太陽風は平均的な速度になりました。C5.9の小規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2022/12/15 12:42 更新
Mクラスフレアが13回発生しています。太陽風は低速になっています。

担当 篠原

昨日の夕方から、太陽の南西(右下)の3165黒点群の活動が強まり、
14日16時半(世界時14日7時半)のM2.4の中規模フレアを先頭に、
M1.3、M1.1、M4.1、M6.3、M3.2、M2.2、
M2.2、M1.3、M1.9、M4.5、M1.6と、
今朝にかけて、12個の中規模フレアが次々と発生しています。
X線グラフは、急に激しく変化するようになっています。

SDO衛星の画像ページが不調なので、
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。
SDO衛星の画像で作る動画よりも枚数が多くなるので、
細かい変化がよく見えますが、
全体がゆっくりに感じられるので注意してください。

発生箇所の3165黒点群は、昨日から形がだいぶ変化しています。
昨日掲載した画像と比べてください。

また、西の端に達した3153群でも
M1.1の中規模フレアが発生しています。

この後もフレアは続くのでしょうか。
規模の変化にも注目して下さい。


太陽風は、速度が400km/秒から320km/秒へ下がり、
低速の風に変わっています。
磁場強度は、5nTから7nTへ少し強まっています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤から南向きになっています。
速度が下がっているので磁気圏への影響は限定的で、
AE指数は、500nT弱の小規模の変化が起きている程度です。

SDO衛星AIA193を見ると、
南半球で東西にコロナホールが広がっています。
今回もこの領域の影響は来ないのでしょうか。




3165黒点群で次々に発生するMクラスフレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3165黒点群の拡大写真。
(c) SDO衛星 (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。