宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/12/11 10:13 更新 太陽でCフレアが続いています。太陽風はやや高速程度に下がっています。 担当 篠原 太陽の南東(左端)でCクラスのフレアを起こしていた領域は、 3163群と番号が付きました。 その後、10日15時半(世界時10日6時半)にC3.9、 10日19時半(世界時10日10時半)にC5.3、 11日1時(世界時10日16時)にC5.2と、 小規模フレアの発生が続いています。 また、中心部北西(右上)の3161群も活動が高まって、 10日19時(世界時10日10時)にC4.6、 今朝、11日5時半(世界時10日20時半)にC4.8と 3163群と同じくらいの規模の小規模フレアを起こしています。 X線グラフは、時間間隔をとりながら、 同じような高さのフレアが次々と発生しています。 この後はどの様に推移するでしょうか。 太陽風は、速度が一段下がり、 460〜480km/秒とやや高速の状態になっています。 磁場強度は8nTと少し強まっていましたが、 グラフの最後で6nTと平均的な値に下がっています。 磁場の南北成分は、ゆっくりと南北に変化していて、 南向きになった頃に、AE指数は小中規模の変化が発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、 中心部に縦に伸びる薄暗い領域は、 ダークフィラメントではないかと思います。 その場合、この後の太陽風は次第に速度が下がりそうです。 一方、南東の端(左下)の薄暗い領域は、 前周期も見えていたコロナホールです。 前回は太陽風速度の変化は小さかったのですが、 今回はどうなるでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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