宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:13)
今日、C5.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/11 05:28 C4.8
00:53 C5.2
12/10 19:38 C5.3
19:15 C4.6
15:04 C3.1
07:39 C5.0
06:43 C3.6
00:51 C4.5
12/ 9 22:48 C6.0
21:37 C4.1

黒点 12/11 (NOAA)
磁場 フレア
3153 5 β C1
3156 6 β ---
3157 19 β C5
3160 1 α ---
3161 4 β C5
3162 1 α C2
3163 5 β C6

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:04 472 -0.7
-2 h 480 +1.7
-4 h 473 +2.8
-6 h 460 -3.0
-8 h 462 -4.7
-10 h 439 -1.9
-12 h 462 +2.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -8 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^1
12/11 0.5 2x10^2
12/10 0.5 2x10^2
12/ 9 0.5 1x10^2
12/ 8 0.6 1x10^3
12/ 7 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/12/ 6 11:31 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2022/12/ 7 13:17 太陽風の速度は下がり、低速になっています。太陽は穏やかです。
2022/12/ 8 12:41 太陽風はやや高速になっています。磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も活発になりました。
2022/12/ 9 16:17 太陽風は高速風になっています。磁気圏は穏やかです。
2022/12/10 09:51 Cクラスのフレアが頻繁に発生しています。高速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2022/12/11 10:13 更新
太陽でCフレアが続いています。太陽風はやや高速程度に下がっています。

担当 篠原

太陽の南東(左端)でCクラスのフレアを起こしていた領域は、
3163群と番号が付きました。
その後、10日15時半(世界時10日6時半)にC3.9、
10日19時半(世界時10日10時半)にC5.3、
11日1時(世界時10日16時)にC5.2と、
小規模フレアの発生が続いています。

また、中心部北西(右上)の3161群も活動が高まって、
10日19時(世界時10日10時)にC4.6、
今朝、11日5時半(世界時10日20時半)にC4.8と
3163群と同じくらいの規模の小規模フレアを起こしています。

X線グラフは、時間間隔をとりながら、
同じような高さのフレアが次々と発生しています。
この後はどの様に推移するでしょうか。


太陽風は、速度が一段下がり、
460〜480km/秒とやや高速の状態になっています。
磁場強度は8nTと少し強まっていましたが、
グラフの最後で6nTと平均的な値に下がっています。

磁場の南北成分は、ゆっくりと南北に変化していて、
南向きになった頃に、AE指数は小中規模の変化が発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で、
中心部に縦に伸びる薄暗い領域は、
ダークフィラメントではないかと思います。
その場合、この後の太陽風は次第に速度が下がりそうです。

一方、南東の端(左下)の薄暗い領域は、
前周期も見えていたコロナホールです。
前回は太陽風速度の変化は小さかったのですが、
今回はどうなるでしょうか。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。