宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2022/12/ 6 11:31 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、昨夜まで500km/秒の高速風が続きましたが、 その後速度が次第に低下して、 現在は430km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度は5nTと平均的な値で安定しています。 南北成分は昨日の午後から深夜にかけて南向きになり、 -3〜 -5nTの状態が半日ほど続きました。 このため磁気圏の活動もやや強まって、 AE指数はグラフの中盤で 500nT前後の小規模の変化が続いています。 そして、今日に入る頃から 磁場の南北成分は0nT付近で小さく変化する様になり、 磁気圏も穏やかになって、 AE指数は後半から変化が見られなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 中心部のコロナホールがさらに西に進んでいます。 明日か明後日くらいから、 この領域の影響で太陽風の速度が再び高まりそうです。 太陽は、3153黒点群と3158黒点群で、 C1〜2の小さい小規模フレアが10回程度発生しています。 今のところ、活動の規模は安定している様です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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