宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2022/12/ 4 13:28 更新 M1.2の中規模フレアが発生しました。高速風は続いていますが、速度は下がっています。 担当 篠原 太陽で、今日未明、4日2時半(世界時3日17時半)に、 北東の端(左上)に現れた3157黒点群で、 M1.2の中規模フレアが発生しました。 GOES衛星SUVI 131とSUVI 304の動画を掲載します。 フレアは、短い時間輝くタイプで、 131の動画では一瞬だけ明るく見えています。 一方、304の動画では、フレアに伴ってコロナのガスが 太陽の左側に噴き出す様子が見えています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 CME(コロナ質量放出)が撮影されています。 飛び出すガスは淡く、横方向なので、 地球への影響はありません。 太陽では、この他にもあちこちの黒点群で、 C1〜3の小規模フレアが10回程度発生しています。 この後も活動は続くでしょうか。 太陽風は、600km/秒程度だった速度がゆっくりと下がり、 現在は510km/秒になっています。 高速の状態は続いています。 磁場強度は、5nTから3nTへ下がり、 グラフの後半で再び6nT程度に上がっています。 磁場の南北成分は、 弱い南寄りから弱い北寄りに変化している様です。 AE指数は、グラフの途中までは 300〜500nTの小規模の変化が続いていますが、 最後は変化が小さくなっています。 この後も太陽風の速度は下がって行くのでしょうか。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 縦に伸びるコロナホールが、太陽の中心線に達しています。 3日後くらいからは、 この領域の影響で太陽風は高速になりそうです。 (c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) M1.2の中規模フレアに伴って、コロナの噴き出しも発生している。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左へ向かって噴出するCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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