宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:30)
一昨日、M5.2の中規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 9 --- ---
11/ 8 --- ---
11/ 7 23:22 C3.1
08:48 M5.2
02:07 C3.5

黒点 11/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
3135 1 α ---
3137 1 α ---
3140 1 α ---
3141 15 βγ M5
3142 6 β ---
3143 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:25 336 -3.5
-2 h 355 -3.3
-4 h 371 -2.9
-6 h 356 -3.6
-8 h 381 -4.4
-10 h 370 -3.9
-12 h 368 -4.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -42 -/ -
-2 h -37 -/ -
-4 h -40 -/ -
-6 h -40 -/ -
-8 h -37 -/ -
-10 h -37 -/ -
-12 h -43 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^2
11/ 9 0.5 1x10^3
11/ 8 0.5 2x10^3
11/ 7 0.5 2x10^4
11/ 6 0.5 2x10^4
11/ 5 0.6 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/11/ 4 14:02 高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も強まりました。
2022/11/ 5 14:23 CMEが発生しています。高速太陽風が続いていますが、速度は下がって来ました。
2022/11/ 6 12:31 高速太陽風は終わりを迎えた様です。磁気圏は穏やかになっています。
2022/11/ 7 13:20 M5.2の中規模フレアが発生しました。10月の黒点相対数は 95.4 でした。
2022/11/ 8 13:03 太陽風磁場の強まりが到来し、磁場が南向きに変化して磁気圏の活動が強まりました。
最新のニュース

2022/11/ 9 14:30 更新
太陽風は低速になり、磁場の強まりも終わっています。

担当 篠原

DSCOVR衛星の太陽風速度のグラフが乱れているので、
ACE衛星のグラフも掲載します。
これによると、太陽風の速度は昨夜には370km/秒へ下がり、
現在は340km/秒に下がっています。
低速の風になっています。

10nTに強まっていた磁場強度はゆっくりと下がり、
現在は5nTと平均的な値に戻っています。
磁場の南北成分も南向きの強まりは次第に小さくなっていますが、
現在も-3nT程度の南向きの状態です。

磁気圏の活動的な状態は続いていますが、
規模は次第に小さくなっています。
AE指数は、グラフの中盤は1000nTに達する
大きい変化が発生していますが、
後半では300nT程度の小規模の変化になっています。

磁場の強まりが終わり、速度も低速になっているので、
磁気圏の状態も穏やかになりそうです。

SDO衛星AIA193では、太陽全体がぼんやりと光っていて、
コロナホールは特に見られません。
この後、太陽風は穏やかな状態が続きそうです。


太陽は、3141黒点群でC1.2の小さい小規模フレアが発生した程度で、
穏やかな状態です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。